太田焼きそば(おおたやきそば)は、群馬県太田市で提供されるご当地焼きそばの太さ、具、ソースの絡め方などは様々である。提供店で組織する「上州太田焼きそばのれん会」は、特徴がないことが特徴と説明し、入会に際して味付けや製法の条件は設けていない。市内には焼きそばを出す店が30以上あり、一皿に太さが違う麺を混ぜで出す店、中華料理風やスパゲッティ風の焼きそばを出す店もある[1]

太田市岩崎屋の焼きそば

具はキャベツのほか、豚肉こんにゃく、茹でたジャガイモなどを入れたり、付け合わせとして唐揚げ目玉焼きを乗せたりすることもある。

太田市はSUBARU企業城下町で工場が多く、高度経済成長期出稼ぎや移住してきた労働者向けに焼きそばの食文化が発達した。安価で量が多く、汁麺に比べのびにくいことから普及したほか、横手やきそば秋田県横手市)などが知られる東北地方から持ち込まれたという説もある。統一した製法はないものの、太田市と観光協会、のれん会は共同で、横手市や静岡県富士宮市に続いて「焼きそばの街」として全国にPRしている[1]。横手市や富士宮市と「三国同麺」を2000年6月に結成したほか、2002年には太田市観光協会が中心となって前述の「上州太田焼そばのれん会」を結成。2007年にはB-1グランプリに太田焼きそばを出展した。

脚注・出典 編集

関連項目 編集

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