藤堂竜白

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藤堂 竜白(とうどう りゅうはく)は、SNKSNKプレイモア)の対戦型格闘ゲーム龍虎の拳』などに登場する架空の人物。

藤堂竜白 プロフィール

  • 初出作品龍虎の拳
  • 格闘スタイル: 
    • 古武術(龍虎の拳)
    • 藤堂流古武術(カプエス2)
  • 誕生日: 
  • 出身地日本の旗 日本広島県(カプエス2))
  • 身長: 
    • 174cm(龍虎の拳)
    • 172cm(カプエス2)
  • 体重: 
    • 65kg(龍虎の拳)
    • 70kg(カプエス2)
  • 血液型: 
    • A型(龍虎の拳)
    • O型(カプエス2)
  • 好きなもの: 
    • 梅干し(龍虎の拳)
    • おでん、日本酒(カプエス2)
  • 嫌いなもの: 
    • 生意気な若造(龍虎の拳)
    • タクマ・サカザキ、最近の若者(カプエス2)
  • 大切なもの: 
    • 大和魂(龍虎の拳)
    • 家族、藤堂流(カプエス2)
  • 趣味:洗濯、カラオケ(カプエス2)
  • 特技:俳句(龍虎の拳)
  • 得意スポーツ:古式泳法、流鏑馬、縄跳び(カプエス2)
  • 年齢:46歳(龍虎の拳)
  • 好きな音楽ジャンル演歌一筋(龍虎の拳)
  • 好きな言葉なせばなる、なさねばならぬ何事も(龍虎の拳)
  • キャッチコピー: 
    • 日本古武術の伝承者(龍虎の拳)
    • 武芸一徹(カプエス2)
  • 関連キャラクター香澄 - タクマ

概要

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藤堂流古武術の使い手であったが、タクマ・サカザキに敗れる。その後、タクマと決着を付けるついでに自分の流派を世界に広めるためにアメリカのサウスタウンに渡った。しかし、サウスタウンでのストリートファイトによってこれまでの自分が知らなかった様々な格闘術を目の当たりにした事で、それらを取り込んだ上で藤堂流古武術を最強の「武術」として完成させるという目標も持つ様になった。また、武術を極める一方で、日本料亭である「KARUTA」を経営しており、これが『龍虎の拳』(以下『龍虎』と表記)における自身のステージとなっている。そして『龍虎』においてリョウ・サカザキに敗北して、その直後に消息不明となる(『ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝』でこの末路が判明した)。

『龍虎の拳2』(以下『2』と表記)に前作からミッキー・ロジャースやMr.カラテ(『2』ではタクマとして登場)などのほとんどの敵キャラクターが再登場する中で藤堂のみ登場せず[注 1]、以後は『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下『KOF』と表記)など様々な作品において背景キャラクターとして登場する。

後に、カプコンとのクロスオーバー作品『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』(以下『カプエス2』と表記)ではプレイヤーキャラクターとして再登場を果たす。その際にプロフィールが新しく作り直され、血液型なども含めすべてが変更されている[注 2]

KOF MAXIMUM IMPACT REGULATION"A"』の特設サイトに掲載されているサイドストーリー『變面』では、長き修行を終えて武人として一皮むけた彼が登場する。このサイドストーリーではリー・パイロンとその弟子たちを撃破したのちにリョウと再戦することになり、その際に藤堂はリョウから「この勝負に勝っても負けても日本に戻って家族と再会してほしい」と懇願されている。

家族

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家族は妻の志津子、娘には瑞穂(長女)と香澄(次女)がいる。

そのうち香澄は『ART OF FIGHTING 龍虎の拳外伝』にて操作キャラクターとして登場。その後に『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズなどにも出演している。香澄の参戦目的は竜白を探すことだが、すんでの所ですれ違いを続けている。『カプエス2』では竜白の対戦前デモや勝利ポーズにおいて登場している。

志津子は『ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝』の香澄のエンディングや家庭用『KOF'96』のロード時に表示されるイラストに登場する。厳格で礼儀作法に厳しいが、冷たいわけではなく心の内に家族愛を秘めている。彼女自身も夫から藤堂流古武術の手ほどきをいくらか受けており、竜白が留守の間に道場を預かっているのは志津子である。そんな彼女に対し、竜白は頭が上がらない模様。

他のメディアでの藤堂

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アニメ『バトルスピリッツ 龍虎の拳』では、サウスタウン市警の警察官として登場。階級は警部。当初はソフト帽を被り、スーツにトレンチコート姿であったが、Mr.ビッグが経営している違法カジノのあるレストラン「ラ・モール」に強制捜査以降は、原作ゲームに近い胴着に袴、胸当て姿となった(ただし、頭はソフト帽のまま)。強制捜査のために、建造物倒壊用の鉄球を使う無茶をするなど、原作には無い豪快な様子が描かれており(本人いわく「多大な悪を消滅できるなら始末書で済むのは安いもの」)、終盤でジョン・クローリーユリ・サカザキを人質にとって動けなかったリョウ達を手助けするために乱入してジョンを成敗するという華々しい役回りが与えられている。

デラックスボンボンで連載された漫画版『龍虎の拳』(作者:ゴッセージ)では、原作ゲームでは最初の敵であったのに対し、最終ボスであるMr.カラテの操る秘密結社「MASK」の最後の刺客として登場。悪の結社の一員だけあって、騒ぎ立てる部下を重ね当てで真っ二つにする形で制裁する等、冷徹な面を見せるが、ユリを救う為にリョウを先に行かせたロバート・ガルシアとの対決の末に敗れている。その後、ロバートに組織のボスであるMr.カラテの正体がタクマではなく、彼のライバルで裏の極限流の使い手であった真実を教えている。

ゲーメストで連載された漫画版『龍虎の拳』(作者:天獅子悦也)では事業主として成功していたという設定が付加され、リョウやキングと共闘するなど活躍シーンが多い。その続編の『龍虎の拳2』では「キング・オブ・ファイターズ」の予選に出場したものの如月影二に敗北している。

技の解説

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「ただ一つの技を極めてこそ真の武士」という信念を持っているため、初代『龍虎』での必殺技は「重ね当て」しか持たない。『カプエス2』で参戦した際は技が大幅に増えたが、新技の大半は「重ね当て」のバリエーションとなっている。

通常投げ

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無拍子
『カプエス2』で使用する強パンチ投げ。
顎割り
『カプエス2』で使用する強キック投げ。

特殊技

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中段突き(強) / 横蹴り(強)
『龍虎』で使用する特殊攻撃ボタンを単独で押すと出る強攻撃[注 3]。いずれも通常のパンチとキックの強バージョン。通常は「横蹴り(強)」が出るが、パンチボタンを押した後で特殊攻撃ボタンを押すと「中段突き(強)」が出る。
くるぶし砕き
『カプエス2』で使用する特殊技。低姿勢で前進して、下段判定の足払いを出す。

必殺技

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重ね当て
『龍虎』での唯一の必殺技。両腕を振り下ろし、カミソリのような形の気で攻撃する飛び道具。飛行距離はかなり短いが、縦の幅がとても広く対空技にも成り得る。技の前後のスキも小さく、気力の消費も少ない。
仰ぎ重ね当て
『カプエス2』で追加された「重ね当て」のバリエーション。空中に向かって「重ね当て」を繰り出す。
飛び重ね当て
『カプエス2』で追加された空中で繰り出す「重ね当て」。技の形態は香澄の「空中重ね当て」とほぼ同様。
体崩し
『カプエス2』で追加されたコマンド投げで、相手を掴むと腹部に掌底を叩き込む。掌底の後は先に動け、さらに連続技を狙うことができる。

隠し必殺技 / スーパーコンボ

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盟王武雷陣
スーパーファミコン版『龍虎』で追加された隠し必殺技。「重ね当て」の強化版で、発動は遅いが、見た目上では気の壁が一枚余分に加わり黄色から青へ色が変化している、ガード不能の高性能な技。
この技は、後の『Days of Memories 〜僕と彼女の熱い夏〜』にて「藤堂が教えた技」として再登場している。
超重ね当て
『カプエス2』のスーパーコンボ。こちらは香澄の「超重ね当て」と同様に巨大な重ね当ての波を走らせる(香澄のは超秘伝の略で正式名称は「超秘伝重ね当て」だが、竜白のは「超重ね当て」になっている)。
心眼 蔓落とし
『カプエス2』のスーパーコンボ。香澄の「心眼 葛落とし」と同様の当て身投げ技だが、投げた後の追い打ちの際に扇子を持つ。

登場作品

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操作キャラクターとして

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それ以外での出演

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担当声優

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関連人物

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脚注

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注釈

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  1. ^ スタッフのインタビューによると、「『2』の新規キャラクターである如月影二と東洋的イメージが被るという理由と、ROM容量の都合により藤堂を外した」とのこと[1]
  2. ^ 『龍虎の拳』時点における藤堂竜白のプロフィールは、ファンからの質問を受けて雑誌『ネオジオフリーク』に掲載されたもの[2]
  3. ^ 『龍虎』で藤堂以外に特殊攻撃ボタンを単独で押して強攻撃を出せるキャラクターはリー、キング、ミッキー、ジョン、Mr.ビッグの5人。

出典

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  1. ^ 『ALL ABOUT 龍虎の拳2』 176-179頁。「『龍虎2』 SNKインタビュー」。
  2. ^ 『ネオジオフリーク』 1998年7月号 105頁。SNK広報宣伝課による回答。

参考文献

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