李景一
李 景一(り けいいち、1982年4月26日 - [注 1])は、大阪府泉北郡忠岡町出身[注 2]の元プロ野球選手(捕手)。
基本情報 | |
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出身地 |
日本 大阪府泉北郡忠岡町 |
生年月日 | 1982年4月26日(42歳) |
身長 体重 |
182 cm 78 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2000年 ドラフト8位 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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経歴
編集選手時代
編集福井県の敦賀気比高等学校時代は強肩強打の捕手として活動[1]。3年夏の全国高等学校野球選手権福井大会では4番打者を務めたが、決勝戦で敗退[1]。内海哲也、仲澤忠厚とチームメイトであり、内海とはバッテリーを組んでいた[注 3]。
2000年のプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツ(巨人)から8位指名を受け、入団[4]。契約金3000万円[1]、年俸は480万円[1]。これはオリックスのドラフト1位指名を拒否した内海の気が変わらないようにと、巨人が言わば「人質」として指名したものと言われている[5]。実際、内海は指名直後に仰木彬監督から電話をもらい、一時はオリックス入りへ気持ちが傾いたのだが、その後希望球団である巨人が8位で李を指名すると再び態度を硬化させ、結局入団拒否となった[4] 。
一軍公式戦出場がないまま2004年シーズン終了後に戦力外通告を受け、現役を引退した[6][注 4]。
選手引退後
編集2005年からブルペン捕手に転向した[6][3]が同年に退団、その後は福井県の鯖江市に移り住んだ[8]。高校時代の同級生の紹介により2006年2月から中学硬式野球チーム「鯖江ボーイズ」のコーチとなり、2007年1月には監督に就任した[8]。
2010年8月の第4回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ(全日本中学野球日本野球連盟、読売新聞社、読売巨人軍など主催)では、準決勝まで進出している[9]。同年8月26-28日に行われた中学硬式野球のAAアジアチャレンジマッチでは、コーチに選ばれている[10]。
李の「鯖江ボーイズ」時代の教え子には、2013年のプロ野球(NPB)ドラフト会議で中日ドラゴンズから育成枠1位指名を受けた岸本淳希[11]、2015年の同会議でオリックス・バファローズから1位指名を受けた吉田正尚[12]がいる。
2014年、「鯖江ボーイズ」の監督を退任[注 5]。同年12月13-14日、元プロ野球関係者が学生野球指導者になるために必要な学生野球資格回復研修会(日本学生野球協会主催)を受講し、修了証が授与されている[15][16]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集- 一軍公式戦出場なし
背番号
編集- 69 (2001年 - 2004年)
- 102 (2005年)[3]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g 『12球団全選手カラー百科名鑑2001』(『ホームラン』2001年3月号増刊。日本スポーツ出版社発行)P38掲載「李 景一」
- ^ a b c 『12球団全選手カラー百科名鑑2004』(『ホームラン』2004年3月号増刊。日本スポーツ出版社発行)P71掲載「李 景一」
- ^ a b c d 『12球団全選手カラー百科名鑑2005』(『ホームラン』2005年3月号増刊。日本スポーツ出版社発行)P174掲載 読売ジャイアンツブルペン捕手一覧、現役引退・退団者一覧 ※引退後の進路については「B.P」と誤記。「B.P」…打撃投手(Batting Pitcher)
- ^ a b c 過去のドラフト 第36回(2000年) - ドラフト会議 : nikkansports.com ※2014年のプロ野球ドラフト会議開催前後に配信されたもの。
- ^ “プロ野球「ドラフト会議」50年 “あの大騒動”を一挙プレイバック!(2)いまでも記憶に残る“空白の一日” - アサ芸プラス”. 2022年5月13日閲覧。
- ^ a b 「連載 さよならプロ野球(7)巨人編 李景一 内海の女房から「寮母」候補へ」、日刊スポーツ 東京日刊、2004年12月8日。
- ^ 巨人・カツノリらが戦力外 - 『スポニチアネックス』2004年9月28日付(インターネットアーカイブ同29日付保存キャッシュ)
- ^ a b 「【スポぷら】中学硬式 26日から大阪で日本少年野球 鯖江ボーイズ「まず1勝」 堅守持ち味 投打にバランス 指揮官は元巨人・李さん プロの技術、惜しみなく」、福井新聞 朝刊、2007年3月20日、17頁。
- ^ 「全日本中学野球 鯖江、決勝進出ならず=福井」、読売新聞 大阪朝刊、2010年8月16日、20頁。
- ^ 「◎【スポぷら】中学球児 大舞台へ 鯖江ボーイズ 玉村君と山根君 日本代表に選出 李監督もコーチに 26日から台湾戦」、福井新聞 朝刊、2010年8月24日、12頁。
- ^ 「◎育成ドラフト 中日育成(1) 敦賀気比高・岸本 「入ってからが勝負」 先輩内海目指す 家族「祈っていた」 チームメート祝福」、福井新聞 朝刊、2013年10月25日、14頁。
- ^ 《野球太郎ストーリーズ》オリックス2015年ドラフト1位、吉田正尚。パワフルな打撃で長打を量産するスラッガー(2) - 『週刊野球太郎』2017年9月15日0時付配信
- ^ 2013年9月当時の日本少年野球連盟福井県支部公式サイト内チーム紹介(インターネットアーカイブ同5日付保存キャッシュ)
- ^ 2014年12月当時の日本少年野球連盟福井県支部公式サイト内チーム紹介(インターネットアーカイブ同15日付保存キャッシュ)
- ^ 「日本学生野球協会主催の資格回復研修会 147人に修了証を授与」、スポーツ報知、2014年12月15日、6頁。
- ^ 日本プロ野球OBクラブ(全国野球振興会)広報誌『OB News』Vol.65(2015年春号。2015年4月、全国野球振興会発行)のP8より、「2014年度学生野球資格回復研修制度 学生野球資格回復者一覧」(2015年3月25日現在)を参照。参考リンク…同クラブ公式サイト内で配信されたPDFファイル版