西田実
西田 実(にしだ みのる、1916年 - 2006年)は、日本のアメリカ文学者、翻訳家。
白百合短期大学助教授、東京外国語大学教授、白百合女子大学教授を務め、1987年退任。 ユージン・オニールなどアメリカ文学専攻で、翻訳も多いが、英文解釈の参考書の執筆もしている。
著書
編集翻訳
編集- 『光と影』(ジョン・P・マークヮンド、鳴海四郎共訳、新鋭社) 1956
- 『幸福な王子 / 親友』(オスカー・ワイルド、英宝社、英宝社の対訳シリーズ) 1958
- 『私の南北戦争従軍記 / アダムとイヴの日記』(マーク・トウェイン、筑摩書房、世界文学全集25) 1968
- 『マンハッタン乗換駅 / あらゆる国々にて』(ジョン・ドス・パソス、大橋健三郎共訳、中央公論社、世界の文学 新集36) 1969
- 『フィデルマンの絵』(バーナード・マラマッド、河出書房新社) 1970
- 『現代アメリカ短編選集 第3』(白水社) 1970
- 「家庭の事情」(マッカラーズ)
- 「ハーマンの一日」(H・スエドーズ)
- 「暗い通りの恋」(アーウィン・ショウ)
- 「将来の探究」(A・ミラー)
- 「悪魔ばらい」(マラマッド)
- 『アメリカ留学の実際知識』(Institute of International Education編、英潮社) 1971
- 『夢を追う子』(W・H・ハドソン、福音館書店、福音館古典童話シリーズ) 1972
- 『赤い武功章』(スティーヴン・クレイン、岩波文庫) 1974
- 『空中ブランコに乗る中年男』(ジェームズ・サーバー、鳴海四郎共訳、講談社) 1974、のち文庫
- 『妻がヌードになる場合』(ジョン・チーヴァー、講談社) 1976
- 『りんごの世界』(チーヴァー、講談社、世界文学全集100) 1977
- 『ハックルベリー・フィンの冒険』(マーク・トウェイン、岩波文庫) 1977
- 『ファルコナー』(ジョン・チーヴァー、土屋宏之共訳、講談社) 1979
- 『楡の木陰の欲望』(オニール、講談社、世界文学全集88) 1980
- 『夜のドン・キホーテ』(テネシー・ウィリアムズ、白水社、テネシー・ウィリアムズ小説集) 1981
- 『悲しき酒場の唄 / 騎手』(カーソン・マッカラーズ、白水社) 1982、のち白水社Uブックス
- 『ギリシア・ローマ神話事典』(マイケル・グラント,ジョン・ヘイゼル、共訳、大修館書店) 1988
- 『ユージン・オニール ノーベル賞アメリカ劇作家 西田実教授卒寿記念出版』(宮内華代子共編訳、講談社出版サービスセンター) 2005