ダナ・デラニー(デイナ・ディレィニィ、Dana Welles Delany, 1956年3月13日 - )は、アメリカ合衆国女優声優

ダナ・デラニー
Dana Delany
ダナ・デラニー Dana Delany
本名 Dana Welles Delany
生年月日 (1956-03-13) 1956年3月13日(68歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優、声優
活動期間 1974年 -
主な作品
デスパレートな妻たち
ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言
受賞
エミー賞
主演女優賞(ドラマシリーズ)
1989&1992『チャイナ・ビーチ
その他の賞
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来歴

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ニューヨーク[1]カトリック教徒アイルランド系の家に生まれ[2]コネチカット州スタンフォードで育つ。

幼い頃にブロードウェイミュージカルなど多くの舞台を鑑賞し、感銘を受けた事で女優になることを決意[3]フィリップス・アカデミーウェズリアン大学で演劇を学び、1978年に卒業[4][5][6]、その後すぐに女優デビュー、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイなどで舞台に立った。

1988年から1991年まで、ベトナム戦争下の戦地の病院を舞台に看護師や兵士の恋愛、人生模様を描いたABCのテレビドラマ『チャイナ・ビーチ』(China Beach)で主役の看護婦を演じ、エミー賞を2回受賞、ゴールデングローブ賞に2回ノミネートされている[7]

また、テレビアニメ『スーパーマン』でヒロインのロイス・レインや、『バットマン』で主人公ブルース・ウェインのかつての恋人、アンドレア・ボーモントを演じるなど声優としても活躍している。

2000年代は人気テレビドラマ『デスパレートな妻たち』でキャサリン・メイフェアを演じ、再び高い評価を受けた。また、『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』で主人公ドクター・ミーガン・ハント役を演じたが、視聴率低迷により3シーズンで打ち切りとなった[8]

一方で、人気テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のヒロイン、キャリー・ブラッドショー役のオファーを断っている[9]。同時期に出演していた映画で「性に過激な女性」というキャリーとよく似た役を演じていたためであった[10]

私生活

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1990年代半ばから、強皮症研究財団のサポートを行なっている[11]

2003年に医師に勧められるまま、ボトックス注射を額にするというプチ整形を受けたが、その注射で大きな血腫ができ、その部分の神経は死んでしまい、右目の位置が少し下がってしまった[12]。ただし、整形手術を受けた事は否定しており、今後も受けるつもりはないとしている[13]

2011年4月、「ピープル」が選ぶ「最も美しい100人」に選ばれた[14]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1981 殺しのファンレター
The Fan
レコード店の販売員
1985 陽気にやろう!
Almost You
スーザン
1986 メジャーリーグへの道/片腕のヒーロー
A Winner Never Quits
ノラ テレビ映画
エメラルド・レジェンド/少年とイルカの愛の伝説
Where the River Runs Black
シスター・アナ
1988 マスカレード/甘い罠
Masquerade
アンネ・ブリスコー
テロリズムの夜/パティ・ハースト誘拐事件
Patty Hearst
ジェリナ
パラドールにかかる月
Moon Over Parador
ジェニー
1992 ライト・スリーパー
Light Sleeper
マリアン・ジョスト
ハウスシッター/結婚願望
Housesitter
ベッキー・メトカーフ
1993 サイコパス/9本指の死体
Donato and Daughter
デナ・ドナート警部補 テレビ映画
トゥームストーン
Tombstone
ジョセフィン・マーカス
1994 アメリカが沈むとき
The Enemy Within
ベッツィー・コーコラン テレビ映画
1995 青い体験
Live Nude Girls
ジル
1996 グース
Fly Away Home
スーザン・バーンズ
1997 ロード・トゥ・ヘブン
True Women
サラ テレビ映画
1998 デッドマンズ・カーブ
Dead Man's Curve
アシュリー博士
翼のない天使
Wide Awake
ミセス・ビール
レスキュアーズ2/戦火に燃えた勇気
Rescuers: Stories of Courage: Two Couples
Johtje Vos テレビ映画
1999 レザレクション
Resurrection
クレア・ミラー テレビ映画
殺人警官
Sirens
サリー・ローリングス テレビ映画
2000 ダブル・テンプテーション
The Right Temptation
アンテア・ファロー=スミス
2002 スラム・ジャスティス
Conviction
マーサ テレビ映画
2008 ビューティフル・ライフ
A Beautiful Life
アン
2009 マルチ・サーカズム
Multiple Sarcasms
アニー
2010 キャンプ・ホープ
Camp Hell
パトリシア
2012 フリーランサー NY捜査線
Freelancers
リディア・ベッキオ(検事夫人)

テレビシリーズ

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放映年 邦題
原題
役名 備考
1981 アズ・ザ・ワールド・ターンズ
As the World Turns
エピソード
1986-1987 私立探偵マグナム
Magnum, P.I.
エピソード
1988-1919 チャイナ・ビーチ
China Beach
コリーン・マクマーフィー 61エピソード
1993 ワイルド・パームス
Wild Palms
グレイス ミニシリーズ
2001-2002 Pasadena キャサリン・マカリスター 13エピソード
2002-2003 Presidio Med ブレナン博士 14エピソード
2004 LAW & ORDER:性犯罪特捜班
Law & Order: Special Victims Unit
キャロライン・スペンサー 1エピソード
ボストン・リーガル
Boston Legal
サマンサ・フレミング 1エピソード
2006 Lの世界
The L Word
バーバラ・グリシャム 1エピソード
バトルスター・ギャラクティカ
Battlestar Galactica
Sesha Abinell 1エピソード
2006-2007 キッドナップ
Kidnapped
エリー・ケイン 13エピソード
2007-2012 デスパレートな妻たち
Desperate Housewives
キャサリン・メイフェア 65エピソード
2010 キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き
Castle
特別捜査官ジョーダン・ショー 2エピソード
2011-2013 ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言
Body of Proof
ミーガン・ハント 42エピソード
2014-2017 ハンド・オブ・ゴッド
Hand of God
クリスタル・ハリス
2018 BULL / ブル 法廷を操る男BULL シルヴィア・バナー 1エピソード
2022- タルサ・キング
Tulsa King
マーガレット Paramount+オリジナルシリーズ メイン

テレビアニメ

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注・出典

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  1. ^ “Dana Delany -- Full Biography”. The New York Times. オリジナルの2012年7月10日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20120710173943/http://movies.nytimes.com/person/18381/Dana-Delany/biography 2017年6月27日閲覧。 
  2. ^ Dana Delany: Dana-matrix”. Movieline (1994年8月1日). 2010年10月8日閲覧。
  3. ^ Dana Delany: Summary”. tv.com. 2009年7月24日閲覧。
  4. ^ Monika Guttman (1988年7月5日). “A Walk on the 'Beach' for Dana Delany”. The Spokesman-Review. https://news.google.com/newspapers?nid=1314&dat=19880705&id=UBASAAAAIBAJ&sjid=ou8DAAAAIBAJ&pg=6798,2515209 2009年7月28日閲覧。 
  5. ^ Notable Alumni”. Wesleyan University (2009年). 2009年7月24日閲覧。
  6. ^ Kehr, Dave (2009年7月17日). “About This Person”. The New York Times. http://movies.nytimes.com/person/18381/Dana-Delany 2009年10月14日閲覧。 
  7. ^ Awards for Dana Delany”. Internet Movie Database (IMDb). 2017年6月27日閲覧。
  8. ^ “『ボディ・オブ・プルーフ』惜しくもシーズン3で番組終了”. 海外ドラマNAVI. (2020年7月19日). https://dramanavi.net/articles/143286 2023年12月22日閲覧。 
  9. ^ “Dana Delany: Actress 35”. People Magazine. (1991年7月18日). http://www.people.com/people/archive/article/0,,20063419,00.html 2009年7月21日閲覧。 
  10. ^ Maureen Paton (2008年10月16日). “Actress Dana Delany: 'I've tried hard all my life not to be a desperate housewife'”. London: dailymail.co.uk. http://www.dailymail.co.uk/home/you/article-1073291/8216-I-8217-ve-tried-hard-life-desperate-housewife-8217.html 2009年7月26日閲覧。 
  11. ^ Scleroderma Research Foundation”. Scleroderma Research Foundation (2009年7月17日). 2007年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月14日閲覧。
  12. ^ “「デスパレートな妻たち」ダナ・デラニー、プチ整形の怖さを語る”. TVグルーヴ. (2010年10月8日). http://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/3860.html 
  13. ^ “Dana Delany: Botox caused eye to droop”. USA Today. (Oct 04, 2010). http://content.usatoday.com/communities/entertainment/post/2010/10/dana-delany-botox-caused-eye-to-droop-/1 2010年10月6日閲覧. "Seven years ago ... My dermatologist ... injected my forehead, hit a nerve, and created a huge hematoma. The nerve has been dead ever since. It affected the muscle in my right eye, so my eye has started to droop a little bit." 
  14. ^ Mature women named ‘Most Beautiful’ in 2011 list”. Yahoo!. 2011年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月6日閲覧。

外部リンク

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