坂井猛
坂井 猛(さかい たける、1962年7月6日 - )は、日本の建築学者、都市計画学者、アーバンデザイナー、キャンパスプランナー。
九州大学新キャンパス計画推進室教授。九州大学大学院人間環境学府教授。九州大学工学部建築学科教授。
概要
編集福岡県生まれ。研究分野は、都市計画、公共空間計画、景観計画、キャンパス計画。指導学生にパイプドHD創業者の佐谷宣昭など[1]。
日本建築学会、日本都市計画学会、アジア景観デザイン学会、国際ハビタット工学デザイン学会、芸術工学会、日本造園学会に所属。
略歴
編集- 1985年 九州大学工学部建築学科卒業
- 1987年 九州大学大学院修士課程修了
- 1987年 綜合建築設計研究所(光吉健次顧問・九州大学名誉教授、茂木謙吾所長)において、アジア太平洋博覧会会場基本計画および建築基本設計・実施設計、門司港拠点文化施設調査、教育施設、宗教施設、公共施設、商業施設、交通施設等の基本設計・実施設計を担当。
- 1991年 福岡県総務部県庁舎跡地対策課において、仮称福岡県国際文化会館(アクロス福岡)建設を担当。
- 1993年 九州大学 助手。同年8月新キャンパス計画推進室 助手。
- 1994年 九州大学 講師
- 1995年 博士(工学)。論文の題は「絵になる景観の構図と視点場探索手法に関する研究」[2]。
- 1996年 九州大学 助教授
- 1999年 九州大学大学院 助教授
- 2000年 九州大学新キャンパス計画推進室 副室長
- 2007年 九州大学大学院 准教授
- 2007年 九州大学 教授(新キャンパス計画推進室、大学院人間環境学府、工学部建築学科)
構想・計画・設計
編集- 1994年、九州大学新キャンパス基本構想0次案(室員)
- 1995年、九州大学新キャンパス基本構想1次案(室員)
- 1998年、九州大学新キャンパス造成基本計画(室員)
- 2000年、九州大学統合移転事業環境影響評価(室員)
- 2001年、九州大学学術研究都市構想(委員)
- 2001年、九州大学新キャンパスマスタープラン2001(副コアチーム長)
- 2001年、「新キャンパス計画マスタープラン2001」等により、杉岡洋一・九州大学総長がマンスフィールド賞を受賞した。
- 2002年 「九州大学新キャンパス建設における環境保全」(九州大学および福岡市土地開発公社)が、平成13年度土木学会環境賞を受賞した。
- 2002年、九州大学工学系地区基本設計(コアチーム長)
- 2003年、九州大学センター地区基本設計(コアチーム長)
- 2004年、九州大学新キャンパス・パブリックスペース・デザインマニュアル(委員)
- 2006年、九州大学新キャンパス理学系地区基本設計(副コアチーム長)
- 2006年、福岡市アイランドシティ・デザインガイドライン(福岡市東区、委員)
- 2008年、福岡市港湾局エコパークゾーン等水域利用検討(副委員長)
- 2009年、「九州大学伊都キャンパス」により九州大学ほかが、平成21年度福岡市都市景観賞を受賞した。
- 2009年、福岡市博多駅前広場等再整備計画(委員)
- 2010年、九州大学農学系地区基本設計(副コアチーム長)
- 2010年、九州大学病院地区フレームワークプラン(委員)
- 2010年、九州大学大橋地区フレームワークプラン(委員)
- 2011年、福岡市アイランドシティ・デザインガイドライン改訂版(福岡市東区、委員)
- 2011年、九州大学六本松跡地まちづくりガイドライン(福岡市中央区、委員長)
- 2006-2012年、福岡市港湾局海浜プロムナード・あいたか橋(福岡市東区、検討会座長, 基本設計検討委員会委員, 橋名選定委員会委員長)
- 2012年、福岡市地下鉄七隈線沿線まちづくりガイドライン(福岡市博多区、委員長)
- 2012年、糸島市都市計画マスタープラン(福岡県糸島市、会長)
- 2013年、九州大学箱崎キャンパス跡地利用将来ビジョン(副会長)
- 2013年、九州大学新キャンパス文系地区基本設計(副コアチーム長)
著作
編集共著
編集脚注
編集- ^ 九州大学大学院人間環境学府公共空間計画学研究室坂井研究室 九州大学大学院人間環境学府
- ^ 博士論文書誌データベース