大戸復三郎

日本の衆議院議員、弁護士、実業家

大戸 復三郎(おおと ふくさぶろう、万延元年6月8日[1]1860年7月25日) - 大正13年(1924年1月12日[1])は、日本の衆議院議員甲辰倶楽部大同倶楽部)、弁護士実業家

大戸復三郎

経歴 編集

備後国芦田郡府中市村(現在の広島県府中市)出身[2]1883年明治16年)、司法省法学校を卒業し、司法省に出仕した。岡山始審裁判所判事となり、1890年(明治23年)に岡山区裁判所判事に転じた[1]1894年(明治27年)、退官[3]。退官後は岡山市に弁護士事務所を開業した。

1904年(明治37年)、第9回衆議院議員総選挙に出馬し、当選を果たした。同年、岡山市会議員にも当選し、議長に選出された。

実業方面では、共立絹糸紡績会社取締役、加島銀行理事、岡山製氷会社取締役、中外燐寸株式会社社長などを歴任し、1921年(大正10年)には岡山商業会議所会頭に選出された。

著書 編集

  • 『民事訴訟法要解』(1890年、九春堂)

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b c 『岡山市史』p.3746-3747
  2. ^ 『衆議院議員略歴』
  3. ^ 『官報』第3425号、明治27年11月27日

参考文献 編集

  • 『第一回乃至第十九回総選挙 衆議院議員略歴』衆議院事務局、1936年。 
  • 『岡山市史 第五』岡山市役所、1938年。