菊川はる
菊川 はる(きくかわ はる、1994年7月13日 - )とは、日本の舞台俳優、舞台脚本家である。東京都上野出身[1]。
きくかわ はる 菊川 はる | |
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生年月日 | 1994年7月13日(30歳) |
出生地 | 日本・東京都台東区 |
身長 | 176 cm[1] |
血液型 | B型[1] |
職業 |
俳優 脚本家 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2015年 - 2018年 |
事務所 | Legs&Loins(最終所属) |
備考 | |
PFH Entertainment所属直前に契約無効 |
かつてはLegs&Loins[2]に所属していた。
経歴
編集2014年12月、劇団居酒屋ベースボールの公演『マウスの道徳』に出演し、翌年1月に同劇団に入団[3]。入団後は期待の若手として同劇団の舞台に立ち続ける。同劇団は2015年11月から3ヶ月間、ロングラン公演『えのもとぐりむ作品集』を行ったが、菊川は同公演にて出演の他、劇団員などにインタビューを行う動画企画のインタビュアーも務めた[4]。同劇団公演の告知動画の編集にも携わっていた[5][6]。2016年7月の合同会社シザーブリッツの公演『ふたりごと』で初めて客演を果たす[7]。
劇団居酒屋ベースボール所属の平竜、坊屋たいととともに、劇団ユニット「Hi-ACE」を立ち上げ、2016年4月に旗揚げ公演『かき鳴らせ阿呆ども』を行う。「Hi-ACE」では出演だけでなく脚本も担当しており[2]、これが自身初の脚本作品となった。以降、俳優活動と並立して脚本家としても活動するようになり、同じく劇団居酒屋ベースボール所属の演出家・私オムともタッグを組んで公演を行った。エムキチビート所属の若宮亮プロデュースの舞台で脚色や脚本を担当したのち、若宮とユニット「アンミカ」を立ち上げ、2018年5月に旗揚げ公演『unravel』を行った[8]。「アンミカ」では菊川が脚本、若宮が脚色を担当し、自身らも出演する。
2018年には新設したPFH Entertainmentに移籍予定として事務所サイトにもプロフィールが掲載されていた[9]が、8月8日、7月31日付で契約を無効としていたことが同事務所より発表された[10]。契約締結前に菊川が現場放棄行為などを行っていたことが理由とされている[10]が、菊川自身はこの件についての説明は行っておらず、8月初めに自身のツイッターの発言を全て削除している[11]。これに関連してか、8月23日から出演予定だった劇団CATMINT 第14回公演『にわか雨』を急遽降板することも8月8日に発表されている[12]。
上記の契約無効騒動の最中には、「アンミカ」でユニットを組む若宮のプロデュースにより、菊川が作・演出を務めた舞台『雨を忘れる』の再演が行われていた[13]。この舞台公演は最終日まで予定通り行われたが、全日程終了後、8月に入ってから菊川と連絡が取れず失踪状態であることが若宮より明かされた[14]。10月に脚本を務める予定だった舞台については、出演予定者や会場などの変更が余儀なくされたが、別の脚本家によって舞台公演が行われた[15]。
人物
編集趣味は飲酒[1]、ギター[9]、フットサル[9]。特技は銛突き[1][9]。
菊川の書く脚本について、劇団居酒屋ベースボールで多くの脚本を担当するえのもとぐりむからは「言葉のセンスが光っている」と評されている[16]。
出演
編集舞台
編集- ふたりごと(2016年7月26日・28日 - 31日、上野ストアハウス)[注 1]
- 東京ボーイズコレクション〜愛の唄〜(2016年11月5日 - 13日、新宿村LIVE)[17]
- ゴーストシスターズ!(2017年2月9日 - 19日、ウッディシアター中目黒)[18]
- スパイスアップ・ナイトパレード(2017年4月29日 5月1日・5月3日 - 5月7日、ドクタージーカンズ) - 経理スタッフ 桂樹 役[注 2][19][20]
- 帰郷(2017年12月1日 - 4日、中目黒キンケロ・シアター) - 修二 役[注 3][21]
- なんでもないトマトなのに(2018年3月20日 - 26日、Geki地下Liberty) - ウエイター 遠藤 役[22]
- 愛のとりなし(2018年4月25日、CAFE PARK) - 日替わりゲスト
- unravel(2018年5月2日 - 6日、新宿村LIVE) - 藤木コウ 役[8]
- 鬼切丸伝〜源平鬼絵巻〜 再演(2018年6月20日 - 24日、全労済ホールスペース・ゼロ) - 平宗盛 役[23][24]
劇団居酒屋ベースボール関連 劇団公演
編集- マウスの道徳(2014年12月2日 - 7日、Geki地下Liberty) ※劇団所属前の出演
- ブリキの茶袱台(2015年2月25日・26日・28日・3月1日、Geki地下Liberty) - 主演[注 4]
- えのもとぐりむのやわらかいパン(2015年4月28日 - 5月3日、Geki地下Liberty)
- チェス盤の馬(2015年6月2日、Geki地下Liberty) - 日替わりゲスト
- 放浪の牛(2015年8月12日 - 8月16日)[注 5]
- ゆさゆさ。(2015年8月29日 - 9月2日、新宿眼科画廊)
- えのもとぐりむ作品集(Geki地下Liberty)
- 第1部「マウスの道徳」(2015年11月3日・5日 - 8日) - M04 役
- 第2部「WHITE TIME」(2015年11月10日・12日 - 15日) - チェシャー 役
- 第3部「蛇の亜種」(2015年11月18日 - 22日・12月28日)
- 第5部「猿の類い」(2015年12月2日- 6日)
- 第6部「灰色の蝶」(2015年12月9日・12日・13日・16日・17日・19日)
- 第7部「月の兎」(2015年12月22日・24日 - 27日)
- 第9部「えのもとぐりむのやわらかいパン」(2016年1月12日 - 17日) - ハカセ 役
- 雨ウツ音ナリツヅ9日々(2016年3月16日 - 20日、笹塚ファクトリー) - フサト 役
- かき鳴らせ阿呆ども(2016年4月26日 - 5月1日、Geki地下Liberty) - 主演 ※Hi-ACE公演
- お子さまランチ(2016年5月28日 - 22日、シアターグリーン BOX in BOX THEATER)
- どっかのだれか(2016年9月7日 - 11日、シアターブラッツ) ※Hi-ACE公演
- 蛇の亜種(2016年12月22日 - 12月25日、Geki地下Liberty)
- 明け方に嗤う(2017年9月21日 - 10月1日、Theater新宿スターフィールド) - ユウ 役 ※Hi-ACE公演
- 蛇の亜種(2017年12月21日 - 24日・26日・28日、Geki地下Liberty) - 小田井 役[注 6]
CM
編集作品
編集舞台(作品)
編集- 未来の話をしよう(2017年5月)脚本 ※ACT GAME 第三回戦参加作品[2]
- ゆさゆさ(2017年10月)脚色(脚本:平竜)
- ヒカリ(2018年2月)脚本
- 雨を忘れる(2018年2月)脚本[26]
アンミカ
編集菊川はる、若宮亮のユニット。菊川が脚本、若宮がプロデュースと脚色を担当。
- unravel(2018年5月)脚本[8]
Hi-ACE
編集菊川はる、平竜、坊屋たいとのユニット。菊川が脚本、平が演出を担当。
- かき鳴らせ阿呆ども(2016年4月)脚本
- どっかのだれか(2016年9月)脚本
- 明け方に嗤う(2017年9月)脚本
菊川はる×私オム
編集菊川はる、私オムのユニット。主に菊川が脚本、私が演出を担当。
- スジガキ(2017年2月)脚本
- 『ピクトグラム』短編アルバム(2017年4月)プロデュース(脚本:えのもとぐりむ)
- センスレス(2017年7月)脚本
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f “菊川はるのポートフォリオ”. mirroRliar. 2018年6月9日閲覧。
- ^ a b c “【ACT GAMEオーディション】”. ACT (2017年1月15日). 2018年6月9日閲覧。
- ^ えのもとぐりむ [@izabell_guri] (2015年1月27日). "新たに加わった劇団員を紹介★6人目★". X(旧Twitter)より2018年6月9日閲覧。
- ^ 宮下貴浩(出演者) (24 June 2015). 3ヶ月22作品インタビュー 菊川はるx宮下貴浩(前編) (YouTube). Izabell team. 2018年6月10日閲覧。
- ^ 劇団居酒屋ベースボール [@gekidan_izabell] (2016年1月26日). "予告動画(編集 菊川はる)". X(旧Twitter)より2018年6月9日閲覧。
- ^ 殿(との) [@denchudegozaru] (2016年7月5日). "劇団居酒屋ベースボールの菊川はるさんが初演の映像をCM動画に編集してくださいました。". X(旧Twitter)より2018年6月10日閲覧。
- ^ “L&L Inc.”. 株式会社Legs & Loins. 2016年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月9日閲覧。
- ^ a b c “アンミカ case.1 | unravel”. アンミカ. 2018年6月9日閲覧。
- ^ a b c d “菊川 はる”. PFH Entertainment. 2018年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月22日閲覧。
- ^ a b “菊川はる 契約無効のお知らせ。”. PFH Entertainment. 2018年8月10日閲覧。
- ^ “Tweets with replies by 菊川はる (@kickharu)”. Twitter. 2016年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月4日閲覧。
- ^ “「にわか雨」出演者交代についてのお知らせ”. TEAM CATMINT NEWS. 劇団CATMINT (2018年8月8日). 2018年8月10日閲覧。
- ^ “若宮亮プロデュースvol.5 雨を忘れる”. CoRich. 2018年8月16日閲覧。
- ^ 演劇ユニット アンミカ [@unmika_wk2018] (2018年8月15日). "アンミカによる菊川はるの捜索願のツイート". X(旧Twitter)より2018年8月16日閲覧。
- ^ 亀井有馬 [@yumakame1215] (2018年8月10日). "菊川が担当予定だった2018年10月の舞台について、出演者によるツイート". X(旧Twitter)より2018年8月10日閲覧。
- ^ えのもとぐりむ [@izabell_guri] (2017年3月3日). "『スジガキ』のえのもとによる感想ツイート". X(旧Twitter)より2018年6月10日閲覧。
- ^ “Cast”. 舞台「東京ボーイズコレクション」. FPアドバンス. 2017年9月8日閲覧。
- ^ “STAGE”. 合同会社シザーブリッツ. 2018年6月9日閲覧。
- ^ “「JUNCTION」第1弾 | スパイスアップ・ナイトパレード”. Love Revolution No.3. 2018年6月9日閲覧。
- ^ “Love Revolution No.3、渋谷のクラブで分岐型演劇「JUNCTION」始動”. ステージナタリー. (2017年4月4日) 2018年6月9日閲覧。http://lavo3.com/junction/
- ^ “第十三回公演「帰郷」”. 劇団CATMINT. 2018年6月9日閲覧。
- ^ “怖いぐりむ 第1弾 なんでもないトマトなのに 台本” (PDF). 劇メシ. 2018年6月9日閲覧。
- ^ “鬼切丸伝〜源平鬼絵巻〜 再演”. ステージナタリー. (2018年5月14日) 2018年6月10日閲覧。
- ^ 舞台 鬼切丸伝 源平鬼絵巻 再演 [@onikirimaruden] (2018年5月5日). "鬼切丸伝キャラ紹介!". X(旧Twitter)より2018年6月10日閲覧。
- ^ 柴田あやな、森下愛里沙、伊藤実祐(出演者) (2 July 2017). 【minimo TVCM】サロン予約より篇(Full ver) (YouTube). minimo(ミニモ)公式. 該当時間: 0:30. 2018年6月9日閲覧。
- ^ “雨を忘れる 公演詳細”. RAINproduce (2018年1月27日). 2018年6月10日閲覧。
関連人物
編集外部リンク
編集- 菊川はる - mirroRliar
- 菊川はる (@kickharu) - X(旧Twitter)
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