後藤重郎(ごとう しげお、1921年2月23日 - 2006年11月22日[1])は、日本国文学者文学博士東京大学論文博士・1967年)(学位論文新古今和歌集成立史の基礎的研究」)。名古屋大学名誉教授。

略歴

編集

愛知県出身。1943年東京帝国大学文学部国文学科卒業(半年繰上)。海軍第三期予備学生として応召。45年9月召集解除。50年東京大学大学院(旧制)国文学専攻課程入学。55年3月満期修了。1967年「新古今和歌集成立史の基礎的研究」で東京大学より文学博士学位を取得。1956年7月名古屋大学文学部専任講師助教授をへて教授。84年定年退官、名誉教授中京大学文学部教授を務め、91年定年退職[2]。中世和歌、特に『新古今和歌集』が専門。

著書

編集
  • 『新古今和歌集の基礎的研究』塙書房 1968
  • 『新古今和歌集研究』風間書房 2004

校注など

編集

記念論文集

編集
  • 『国語国文学論集 後藤重郎先生古稀記念』和泉書院 1991
  • 『国語国文学論集 後藤重郎教授停年退官記念』名古屋大学出版会 1984
  • 『和歌史論叢』後藤重郎先生算賀世話人会編 和泉書院 2000

脚注

編集
  1. ^ 後藤重郎氏死去;四国新聞
  2. ^ 『新古今和歌集研究』著者紹介