阿部重夫
日本のジャーナリスト
概要
編集東京都で生誕。父の意向した東京大学法学部を忌避し、1973年に東京大学文学部社会学科を卒業し[1][2][3][4]、 日本経済新聞社に入社[5]、社会部へ配属された[2]。1987年に金融部に異動[2]。1990年から論説委員(デスク)兼編集委員[3][4]。1980年代はサンリオSF文庫でのフィリップ・K・ディック訳者だった。2010年代にハヤカワ文庫他で再び訳を行っている。
1992年と1994年にそれぞれ調査報道のスクープで日本新聞協会賞を受賞[2]。1995~98年に欧州総局ロンドン駐在編集委員。1998年の帰国後は日経BP社に出向、「日経ベンチャー」編集長となった[1][3][4]。
日本経済新聞社を退社後は、イギリスのケンブリッジ大学客員研究員(Visiting Scholar)となった。
1999~2003年に月刊誌 選択の編集長&副社長となり、古巣の日本経済新聞社の社長の公私混同を追及した[2]。
2005年11月に ファクタ出版株式会社を設立し、翌2006年4月に調査報道を主眼とする月刊誌FACTAを創刊した[1][3][4]。同誌で電通利権の追及やオリンパス、東芝の不正経理事件など調査報道をしたが、病を患った。2019年8月末に同社を退社した[2]。同年10月にオピニオン誌「 Σtoica[6]」を設立し、発行編集人となった[4][2]。2021年からΣtoicaはオンライン報道へ移行した[2]。
脚注
編集- ^ a b c “阿部重夫 Abe Shigeo:講師ご紹介:FACTAフォーラム”. facta.co.jp. 2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ABOUT US”. 阿部重夫責任編集の新メディア Σtoica [ストイカ]. 2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c d “阿部 重夫先生(あべ しげお)の授業・動画|オンライン動画授業・講座のSchoo(スクー)”. schoo.jp. 2023年1月9日閲覧。
- ^ a b c d e “阿部 重夫のプロフィール | JBpress (ジェイビープレス)”. JBpress(日本ビジネスプレス). 2023年1月9日閲覧。
- ^ “スクープ!日経「テレ東天下り」に物言う株主がNO”. 東洋経済オンライン (2022年4月15日). 2023年1月10日閲覧。
- ^ ストイックの語源の「ストア派」、ユークリッド(エウクレイデス)の『原論』(ストイケイア、Στοιχεία)の意