高須順一
日本の法学者
人物・経歴
編集東京都出身。1982年に法政大学法学部法律学科を卒業。大学在学中は民法学を専門としていた下森定教授(のちに第15第法政大学総長)のゼミナールに参加。なお、東京高等裁判所部総括判事の木納敏和はゼミの一年後輩にあたる。大学卒業後は京都大学大学院法学研究科へと進学し、法政理論を専攻。1985年同大学院博士課程を修了。
社会的活動
編集過去に日本弁護士連合会「司法制度調査会 民事部会」副部会長、東京弁護士会「法制委員会」委員長、明治安田生命保険相互会社社員総代、法制審議会民法(債権関係)部会幹事などを歴任。
現在は日本弁護士連合会「民事裁判手続きに関する委員会」幹事、公益財団法人「日弁連法務研究財団」常任理事などを務める。
著作等
編集単著
編集- 『ロースクール民事法-要件事実とその先を目指して-』(酒井書店、2009年)
- 『民法(債権法)改正を問う-改正の必要性とあるべき姿-』(酒井書店、2010年)
- 『民法から考える民事執行法・民事保全法(第2版)』(商事法務、2017年)
- 『詐害行為取消権の行使方法とその効果』(商事法務、2020年)
共著
編集- 『債権法改正作業と濫用的会社分割』(商事法務、2013年)
- 『事案分析 要件事実-主張整理の基礎』(弘文堂、2015年)
- 『判例にみる詐害行為取消権・否認権』(新日本法規、2015年)
- 『ポイント整理 改正債権法』(弘文堂、2017年)
- 『Before/After 民法改正』(弘文堂、2017年)
- 『民事紛争解決の基本実務』(日本評論社、2018年)
- 『ケースでわかる改正相続法』(弘文堂、2019年)
- 『論点体系 判例民法〈第3版〉4 債権総論Ⅰ』(第一法規、2019年)
- 『債権法改正と実務上の課題』(有斐閣、2019年)
- 『新・マルシェ債権総論』(嵯峨野書院、2019年)
- 『実務解説 改正債権法[第2版]』(弘文堂、2020年)
- 『行為類型別 詐害行為取消訴訟の実務』(日本加除出版株式会社、2021年)
論文
編集- 『詐害行為取消権の法的性質とその効力』(法学志林、114/1、2017年)
- 『詐害行為取消権と詐害行為取消訴訟』(法律時報、1160、26-33、2021年)
- 『詐害行為取消権の新しい地平線』(民法学の伝統と新たな構想ー宮本健藏先生古稀記念、信山社、145-166、2022年)など
専門分野
編集脚注
編集- ^ 120年ぶりの民法改正で信義則に沿った現代化と明確化に尽力~BUSHIDO Civil Code~.「法政大学らしい」教育、研究、取り組みを伝える.『HOSEI PHONESIS』. 2023年10月4日閲覧。
- ^ 高須順一. 法政大学法科大学院教授. 2023年10月4日閲覧。
- ^ 高須順一. 法政大学専門職大学院. 法務研究科. 2023年10月4日閲覧。