陳淑梅

中華人民共和国出身の言語学者

陳 淑梅(ちん しゅくばい)は、中華人民共和国天津市出身の言語学者東京工科大学メディア学部教授。専門は中国語学、日本語学、中国語教育。

陳 淑梅
プロフィール
出生: (1959-01-05) 1959年1月5日(65歳) [1]
出身地: 中華人民共和国の旗 中国天津市
職業: 言語学者
各種表記
繁体字 陳 淑梅
簡体字 陈 淑梅
拼音 Chén Shūméi
和名表記: ちん しゅくばい
発音転記: チェン シューメイ
テンプレートを表示

経歴 編集

天津外国語大学日本語科卒業。通訳者・翻訳家をめざし1986年来日。明治大学大学院修了。慶應義塾大学専任講師を経て東京工科大学メディア学部教授[2]。関西出身の日本人男性と結婚し、日本に定住。

2004年度から2006年度までNHK教育テレビ中国語会話」にて講師を務める。2007年度はラジオの中国語講座(入門編)に移動し、テレビの「とっさの中国語」にも出演。2011年度と2012年度の「テレビで中国語」でも講師を務める。その後長らく登場していなかったが、2018年度の「テレビで中国語」にて再び講師として登場。2021年度の番組終了まで講師を務め、2022年度に「中国語!ナビ」に改題してからも引き続き講師を務めている。

著書・論文等 編集

主な著書 編集

  • 『小点心-あっさり味の日中文化論』
  • 『陳淑梅の12パターンで話せる中国語』
  • 『ステップ30 1か月 速習中国語』
  • 『はじめての中国語学習帳』
  • 『中国語対訳で紹介する日本のすべて』
  • 『中国語で読む日本と中国のむかし話』
  • 『CDムック読めて話せる中国語』
  • 『やさしい中国語で読む自伝エッセイ 茉莉花』
  • 『やさしい中国語で読む自伝エッセイ 茉莉花(CD)』

主な論文 編集

  • 「周作人試論」
  • 「文学者が見た近代中国」
  • 「“〜テイル”の中国語訳についての一考察」
  • 「“つもり”から見た日本語の配慮表現」

主な中国語教科書 編集

  • 『語学三十六景ー中国語入門』
  • 『一年生のころービデオで学ぶ入門中国語』
  • 『アニメ中国語テキストー恋する莎々』
  • 『中国を歩こう』
  • 『中国のひとり旅 入門で習ったことばでしゃべってみよう』
  • 『メグの中国ホームステー』
  • 『しゃべっていいとも中国語-中西君と一緒に中国へ行こう』
  • 『しゃべっていいとも中国語-中高版』
  • 『中国いぶこみ広場』
  • 『しゃべっていいとも中国語Ⅱ』
  • 『NHK出版CDブック 故事成語で読む・聴く・話すがぐーんとアップ! 中国語 実践トレーニング』

翻訳 編集

メディア出演 編集

いずれもNHKの番組。

テレビ 編集

ラジオ 編集

脚注 編集

  1. ^ 2008年正月に教育テレビで放送された『世界のコトバで遊ぶ〜新年会DE語学Q〜』に、中国語代表として出演。その際、中国に於ける“干支”の扱いについて尋ねられ、「自分は新暦1月5日生まれだが、日本が新暦で干支が変わるのに対し中国は旧暦で干支が変わる。そのため、日本では自分は“亥年”だが、中国では“戌年”となる」と発言した。
  2. ^ 中国語!ナビ(講師紹介)”. NHK. 日本放送協会. 2022年6月1日閲覧。
  3. ^ 夫婦生活から、「関西弁と中国語には“メロディー”変化を重要視しているという共通点があることを発見した」エピソードを披露した。

関連項目 編集

  • 盧思(京劇俳優・日本画家)
    ネイティブゲストとして『中国語会話』『とっさの中国語』で共演した。
  • 亀山房代(タレント)
    テレビ初登場時の生徒であったが、数年後急病死。

外部リンク 編集