第3回日本フットボールリーグ

2001年に開催された日本フットボールリーグのリーグ戦
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第3回日本フットボールリーグは、2001年平成13年)4月1日から同11月18日にかけて行われた日本フットボールリーグ(JFL)のリーグ戦である。優勝は本田技研(初代JFLを含むと5年ぶり2回目の優勝)であった。

第3回日本フットボールリーグ
シーズン 2001
優勝 本田技研
試合数 240
ゴール数 779 (1試合平均3.25)
得点王 徳重隆明(25得点)
2000
2002

参加クラブ 編集

第3回JFLの参加クラブは以下の通りである。このうち佐川急便SC、YKK FCが前シーズンの全国地域リーグ決勝大会からの昇格クラブである。また、全国社会人サッカー連盟推薦でNTT西日本熊本、SC鳥取、愛媛FCが新たに参加となった。

※前年度成績=特記なきものは第2回JFL(2000年)の成績である。
呼称 正式名称 監督 主なホームゲーム会場 前年度成績 備考
本田技研 本田技研工業株式会社フットボールクラブ   本田技研都田サッカー場 2位
デンソー デンソーサッカー部   刈谷市総合運動公園多目的グラウンド 3位
大塚製薬 大塚製薬サッカー部   徳島市球技場 4位
ソニー仙台FC ソニー仙台フットボールクラブ   仙台スタジアム 5位
ジヤトコ・TT ジヤトコ・トランステクノロジーサッカー部   愛鷹広域公園多目的競技場 6位
国士舘大学 国士舘大学サッカー部   町田市立陸上競技場 7位
アローズ北陸 北陸電力サッカー部アローズ北陸   富山県岩瀬スポーツ公園サッカー・ラグビー場
富山県五福公園陸上競技場
8位
FC KYOKEN京都 フットボールクラブKYOKEN京都   京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 9位 名称変更(FC KYOKENから)
静岡産業大学 静岡産業大学サッカー部   ジュビロ磐田サッカースタジアム 10位
栃木SC 栃木サッカークラブ   栃木県グリーンスタジアム 11位
横河FC 横河電機サッカー部 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 12位
佐川急便SC 佐川急便株式会社サッカークラブ   江東区夢の島競技場 関東1部1位
地域決勝1位
昇格(自動昇格)
YKK FC YKKサッカー部   魚津市桃山運動公園陸上競技場 北信越1部優勝
地域決勝2位
昇格(自動昇格)
NTT西日本熊本 NTT西日本熊本フットボールクラブ   熊本市水前寺競技場 九州1部1位
地域決勝3位
推薦(全国社会人サッカー連盟)
SC鳥取 SC鳥取   東山運動公園陸上競技場
鳥取市営サッカー場
中国1部1位
地域決勝4位
推薦(全国社会人サッカー連盟)
愛媛FC 愛媛FC   愛媛県総合運動公園球技場
同陸上競技場
四国1部1位
地域決勝予選敗退
推薦(全国社会人サッカー連盟)

レギュレーション 編集

リーグ・試合形式 編集

  • 年間2回総当り、1チーム30試合(全240試合)を行い、勝ち点により順位を決定する。全30節を15節ごとに前期・後期に分け、前期の順位によって天皇杯の出場権が与えられる。
  • 試合は前後半90分で行い、決着がつかなければ引き分けとなる(前年度まで行われていた延長戦は廃止された)。勝利には勝ち点3、引き分けには勝ち点1、敗北には勝ち点0が与えられる。
  • Jリーグ参入の成績面の条件は年間順位2位以上。その上でJリーグ臨時理事会の承認を得られれば次年度からJ2に参入することができる。
  • 地域リーグへの降格に関する規定はなし(本来ならばJFLが16チームになった時点で入れ替え戦実施の予定だったが昨年から一気に4チーム増えて16チームになり、まだ入れ替えの概要が決まらなかったため降格チームはなしとし、2002年は18チームでのリーグ戦の実施が決まった)。

天皇杯への出場枠 編集

前期終了時の上位2チームに第81回天皇杯の出場権が与えられる

強化費 編集

各試合において勝利チームに強化費を支払う。引き分けの場合はなし。

ホームチームが勝利した場合は15万円、アウェーチームが勝利した場合は10万円が支払われる。

年間順位 編集

順位 クラブ名 勝点 得点 失点 備考
1 本田技研 71 22 5 3 74 19 +55 [1]
2 大塚製薬 68 21 5 4 78 35 +43
3 ジヤトコ・TT 65 20 5 5 65 36 +29
4 佐川急便SC 62 19 5 6 60 23 +37 [1]
5 デンソー 54 17 3 10 70 54 +16
6 YKK FC 50 15 5 10 53 39 +14
7 横河FC 41 12 5 13 37 54 -17
8 NTT西日本熊本 37 10 7 13 55 62 -7
9 静岡産業大学 37 11 4 15 41 59 -18
10 国士舘大学 36 10 6 14 47 53 -6
11 FC KYOKEN京都 34 9 7 14 39 46 -7
12 愛媛FC 33 9 6 15 39 43 -4
13 栃木SC 32 9 5 16 28 46 -18
14 ソニー仙台FC 32 9 5 16 42 63 -21
15 アローズ北陸 19 4 7 19 28 57 -29
16 SC鳥取 8 2 2 26 23 90 -67
  1. ^ a b 天皇杯出場権獲得

備考

Jリーグ参入ライン

個人記録 編集

得点ランキング 編集

選手名 得点 所属
1   徳重隆明 25 デンソー
2   新村泰彦 21 ジヤトコ・TT
3   林威宏 20 大塚製薬
4   山本正男 18 佐川急便SC
  長谷川満 YKK FC

個人表彰&ベスト11 編集

Pos 選手名 所属
GK   川口剛史 本田技研
DF   向島満
  石井雅之
  谷池洋平 大塚製薬
MF   安間貴義 本田技研
  古橋達弥
MF・得点王・MVP   徳重隆明 デンソー
MF   熊谷雅彦 佐川急便SC
  河合崇泰 ジヤトコ・TT
FW   新村泰彦
  林威宏 大塚製薬
新人王   長谷川満 YKK FC
敢闘賞   塚野真樹 SC鳥取
敢闘賞   大西貴 愛媛FC
功労賞   小賀正條 大塚製薬
  • フェアプレー賞:FC KYOKEN京都
  • 奨励賞:静岡産業大学、SC鳥取
  • 特別賞:SC鳥取

入れ替え 編集

JFL→J2 編集

上位2位のチームがJリーグへの参加を希望していなかったため、この年のJリーグ加盟チームは無し。

地域リーグ→JFL 編集

全国地域リーグ決勝大会の結果、1位の佐川急便大阪SCと2位のプロフェソール宮崎が自動昇格となった。

関連項目 編集

外部リンク 編集