菅原 明子(すがはら あきこ、1947年8月8日[1] ‐ )は、健康関係の民間の研究家。京都府出身。保健学博士[要出典]マイナスイオンの研究家として知られる[2]

人物 編集

1973年お茶の水女子大学大学院食物学研究所卒。1976年東京大学医学部疫学教室にて博士課程修了[要出典]

歌手のすがはらやすのりは夫、ミュージシャンのGONGONと漫画家のSOTAは息子、実業家の菅原麗子は娘である。また、夫の従妹にTBSアナウンサー長峰由紀がいる。

マイナスイオン研究 編集

マイナスイオンに関する研究レポートや論文発表、書籍の発刊のみならず、新聞や雑誌にもマイナスイオンに関する記事を寄稿する。また、関西テレビ発掘!あるある大事典』の第268回「マイナスイオン」(放送日:2002年1月27日)に出演して解説を行うなど、様々なメディアを利用して、マイナスイオンのブームを造り上げた。同時期にメディアによるマイナスイオンを広めた者に、堀口昇山野井昇らがいる。

NHK経営委員会委員 編集

2002年12月NHK経営委員会委員に就任。

2007年12月25日に開かれたNHK経営委員会での席上で、福地茂雄アサヒビール相談役)を次期会長に選出することに対し、福地と古森重隆経営委員長の関係が以前から親密であることから、就任後に緊張感をもった関係を保てない可能性があると反対し、元時事通信社解説委員長・元日本銀行副総裁の藤原作弥を推薦した。しかし審議の過程で、藤原が会長選任の欠格事項に当たる毎日新聞社の非常勤監査役を務めていることが判明し、また藤原に対しても、あらかじめ会長就任の意思確認を取っていなかったことが判明した[3]。事前の12月19日には、保委員とともに独自に緊急記者会見を開くなどして経営委員会の不正確な備忘録を公開し、古森委員長の運営方針を「独断的だ」などと批判していた。25日の委員会で古森委員長らから「礼を失している」、「侮辱的だ」、「事実に反する」などと激しく批判された[4]。こうした動きの背景には、菅原と当時のNHK執行部との癒着があると指摘する報道もある[5]。翌2008年1月31日に、総務省に経営委員の辞表を提出した。

著作 編集

日本語の著作 編集

中国版の著作 編集

  • 更年期に勝つ
  • 美人をつくる黒い食物
  • 日本食が長寿をつくる
  • 糖尿病に勝つ
  • 日本食が非行を防ぐ

その他、マイナスイオン及び食品等に関する多数の著作がある。

出演番組 編集

注釈 編集

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.263
  2. ^ 明子, 菅原. “Sugahara Institute Website // 菅原研究所Food&Health部門”. 2010年1月15日閲覧。にはマハリシ国際大学社会心理学科客員教授と記述があるが、この大学の実態はよくわからない。(「米国大学(院)学位商法」の危険性-NHK女性経営委員の「客員教授」とは?(JANJAN)、マハリシ公開大学
  3. ^ NHK経営委員会 | 過去の議事録 | 第1058回
  4. ^ NHK経営委員会 | 最新情報(公表資料など) | 菅原委員・保委員の記者会見についての経営委員会見解
  5. ^ 文藝春秋」2008年3月号 p136-147

外部リンク 編集