鈴木康博

日本のシンガーソングライター (1948-)

鈴木 康博[1](すずき やすひろ、1948年2月18日 - )は、日本シンガーソングライターオフコースの元オリジナル・メンバー。血液型はB型。身長182.8cm。通称は、ヤス、ヤスさん、yassと英語表記されることもある。

鈴木 康博[1]
出生名 鈴木 康博
出身地 (1948-02-18) 1948年2月18日(76歳)
日本の旗 日本 静岡県伊豆市
学歴 聖光学院中学校・高等学校卒業
東京工業大学工学部制御工学科卒業
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 1969年 (1969)
レーベル
事務所
  • 鈴木音楽事務所(1982年 (1982) – 1993年 (1993)
  • パブリック・イメージ(1994年 (1994) – 1996年 (1996)
  • omginc.(1997年 (1997) – 2010年 (2010)
  • ユイミュージック(2011年 (2011) – 2012年 (2012)
  • BIG PINK(2013年 (2013)-)
共同作業者
公式サイト suzukiyasuhiro.jp
著名使用楽器

経歴 編集

静岡県田方郡修善寺町(現:伊豆市)に生まれ、横浜市磯子区にて育つ。実父は京浜急行電鉄に勤務し、後に取締役になった。中学生の頃からアメリカンポップスに影響されギターを持つようになった。

横浜市立浜小学校時代に中学受験のために進学塾に通っていた電車(京浜東北線)内で小田和正と出会う。1960年、2人揃って聖光学院に進学した。聖光学院高等部3年時の学園祭では小田、鈴木、地主道夫、須藤尊史(横浜市立大学を経てシェル石油入社。ヨット界で有名)の4人でステージを披露した。これがオフコースの原点となる。

その後、東京工業大学に進学、制御工学(いわゆるロボット工学)を専攻した。小田、地主は東北大学に進学。東京・仙台と離れ離れになったが、頻繁に車(日産・ブルーバード)に楽器(鈴木は当初コントラバスを担当)を積んで行き来して音楽活動を続けていたという。ライブは主に横浜で行っていた。

1969年、小田、地主とともにジ・オフ・コースを結成。ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテストに東北地区から出場。東北から出場したのは「東京だとレベルが高そう。東北のほうが勝ち抜きやすいのでは」という理由だったが、実際に出てみると東北地区も大変レベルが高く、最後まで勝ち抜けるか不安だったという。しかし東北地区1位となり、全国大会でも2位の好成績を残した(1位は赤い鳥)。大学卒業後、鈴木は内定していた安川電機への就職を断り、プロとして音楽の道に進む決意をする。

オフコースは数度のメンバー変遷を経て1972年より小田、鈴木の2人構成、後に清水仁大間ジロー松尾一彦を加えた5人構成で活動、一時代を築くグループとなった。この間、鈴木は小田とともに活動を支え続けた。オフコース時代の活動の詳細はオフコースの項参照。

1982年のコンサートツアー「over」にて日本史上初の日本武道館10日間公演を成功させ、最終日(1982年6月30日)のステージを題材にしたTV番組『NEXT』を制作後オフコースを離れ、ソロ活動を始める[2]

ソロ活動開始後は積極的に作品を創出し、約25年のソロ活動を通して21枚ものアルバムを残し(2008年現在)、全国的なライブ活動も精力的に行っている。また、TVの音楽番組にも頻繁に出演、ドラマの音楽監督なども務めている。

1983年郷ひろみに提供した「素敵にシンデレラ・コンプレックス」がトヨタ・カローラのコマーシャルソングに採用されヒット。鈴木は今でもこの歌を「僕が作った曲では最大のヒット曲」と言って観客を笑わせる。

1984年コカ・コーラのコマーシャルイメージソングを歌い(ただし自作曲ではない)、フジサンケイグループ広告大賞特別音楽賞を受賞。

1986年キリン「ラガービール」のコマーシャルソング「TOGETHER」(原曲は「Let Us Begin Beguine」)がヒット。

1989年、オフコースの解散を受けてエッセイ『時代を超えて、今』(勁文社ISBN 9784766909289)を発表。オフコース脱退を決意するに至った心境、この当時のオフコースに対する思いを率直に語っている(ただし、その後は「(小田に対する)感情的なわだかまりはもう無い」と語っている)。

2000年より細坪基佳ふきのとう元メンバー)、山本潤子(赤い鳥、ハイ・ファイ・セット元メンバー)とユニットSong for Memoriesを結成。和洋問わず幅広いポップス・ナンバーのカヴァー中心に活動、アルバム5枚をリリースしている。

2003年、自ら音楽を担当した「ブルーもしくはブルー」に俳優として出演した。

2010年、所属事務所であるOMGの社長の逮捕の影響で公式サイトが一時アクセス不可能になった。

2011年、所属事務所をユイミュージック(旧ユイ音楽工房)に移籍。

2013年、ソロ活動30周年記念ライブ「たどりついたぜ!! 30年」を9月21日に大和田さくらホール、12月24日に横浜新都市ホールで開催。

2017年11月23日NHKFM「今日は一日“小田和正”三昧」でメッセージの形ではあるが小田と35年ぶりに共演した[3]

2019年 (2019)、5月29日リリースの松尾一彦デビュー45周年記念ミニ・アルバム『君を待つ渚』収録の、オフコース時代の楽曲「君を待つ渚」のセルフカバーに、鈴木がギターで参加。

2022年1月15日 (2022-01-15)、音楽活動50周年ライヴ『鈴木康博LIVE2022 おかげさまで50年+2』を、東京・かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールにて開催。もともと2020年 (2020)に開催予定だったが、コロナ禍の影響で2年伸びたものの「50周年は何が何でもやりたかった」という鈴木の意向で開催された[4]

音楽作品 編集

シングル 編集

# タイトル 発売日 規格 品番
EXPRESS ⁄ 東芝EMI (1983年 (1983)-1993年 (1993)
1 愛をよろしく/ラララ -愛の世界へ- 1983年08月21日 7inch ETP-17522
2 ALONE/夏が過ぎても 1984年05月01日 7inch ETP-17620
3 SO LONG/届かないLove Song 1984年09月01日 7inch ETP-17650
4 STARLIGHT SERENADE/素敵にシンデレラ・コンプレックス 1984年11月21日 7inch ETP-17673
5 City Woman/ある晴れた日に 1985年06月21日 7inch ETP-17725
6 微笑のうしろに/琥珀色のつぶやき 1985年11月30日 7inch ETP-17795
7 Together/エンドレスサマー 1986年06月23日 7inch ETP-17860
8 STEP INTO THE SUNSHINE/遥かなる願い 1987年06月22日 7inch ETP-17969
9 おやすみマイ・ラブ/MOONLIGHT SERENADE 1988年10月26日 7inch RT07-2223
10 サンクチュアリー/恋におちると 1991年05月02日 TODT-2676
11 あなたに明日を/一番遠い君 1992年07月29日
SCD
TODT-2876
12 愛の回帰線/通り過ぎた日よさよなら 1992年10月07日
SCD
TODT-2929
13 でももう花はいらない/あなたとともに 1993年04月28日
SCD
TODT-3024
ZIGZAG ⁄ BMGビクター (1994年 (1994)-1996年 (1996)
14 燃ゆる心あるかぎり/世界中に君はひとり 1995年04月05日
SCD
BVDR-1029
15 君のいない夜なんて/出発を決めるために 1995年08月23日
SCD
BVDR-1052
16 Always With You/君の中にすべてがある 1995年11月01日
SCD
BVDR-1066
17 海側の景色/素敵なあなた 1996年08月21日
SCD
BVDR-1115
バンダイミュージック (1998年 (1998)
18 最後の約束/明日も晴れ 1998年10月21日
SCD
APDA-267
マーキュリー (1999年 (1999)
19 Dream Dream Dream/セレモニー 1999年09月29日
SCD
PHDL-1179
Double Neck Records (2000年 (2000)-2010年 (2010)
20 最後の約束 2001年02月21日 DNCS-1001

アルバム 編集

# タイトル 発売日 形態 品番 備考
EXPRESS ⁄ 東芝EMI(1983年 (1983)-1993年 (1993)
1 Sincerely 1983年8月21日 (1983-08-21) ETP-90243
2 Hello Again 1984年9月29日 (1984-09-29)
LP
ETP-90302 ジャケット写真ホテルパシフィック東京(現在はSHINAGAWA GOOS)での撮影。
3 Long Slow Distance 1985年9月6日 (1985-09-06)
LP
ETP-90352  
CD
CA32-1170
4 SING MODE 1986年7月31日 (1986-07-31)
LP
ETP-90423  
CD
CA32-1271
5 MY PLEASURE 1987年7月6日 (1987-07-06)
LP
ETP-90472
CD
CT32-1466 CDのみ「LOUISIANA MAMA」収録。
6 LULLABY 1988年4月27日 (1988-04-27)
LP
RT28-5177  
CD
CT32-5177
7 A MERRY LITTLE CHRISTMAS 1988年11月25日 (1988-11-25)
SCD
XT15-5032 ミニ・アルバム
8 BETTER THAN NEW -The Song I Love- 1990年3月28日 (1990-03-28)
CD
TOCT-5648
9 Acoustic 1991年5月24日 (1991-05-24)
CD
TOCT-6135
10 Anthology 1983-1988 1991年12月18日 (1991-12-18)
CD
TOCT-6135 ベスト・アルバム
11 あなたに明日を 1992年10月28日 (1992-10-28)
CD
TOCT-6135
12 あなたとともに YASUHIRO SUZUKI 10th Anniversary 1993年4月14日 (1993-04-14)
CD
TOCT-7017 カバー&セルフカバーアルバム
ZIGZAG ⁄ BMGビクター (1995年 (1995)-1996年 (1996)
13 それぞれの街角で 1995年10月4日 (1995-10-04)
CD
BVCR-720
14 BeSide 1996年10月23日 (1996-10-23)
CD
BVCR-772 セルフカバー・アルバム
バンダイミュージック (1998年 (1998)
15 Anyone 1998年11月21日 (1998-11-21)
CD
APCA-251
Double Neck Records (2000年 (2000)-2003年 (2003)
16 Knockin' On Your Heart 2000年4月1日 (2000-04-01)
CD
DNCA-0001
17 Moments On Stages 2000年9月20日 (2000-09-20)
CD
DNCA-1002-3 ライブ・アルバム
18 Reborn 2001年4月25日 (2001-04-25)
CD
DNCA-2001 ベスト・アルバム
19 ダレか胃薬クレ。 2002年7月24日 (2002-07-24)
CD
DNCA-2002
20 ブルーもしくはブルー 〜もう一人の私〜 サウンドトラック 2003年10月22日 (2003-10-22)
CD
DNCA-2007 NHK総合ドラマ『ブルーもしくはブルー 〜もう一人の私〜』のサウンドトラック
EXPRESS ⁄ 東芝EMI(2004年 (2004)
21 AfTER 2004年11月27日 (2004-11-27)
CD
TOCT-10980 ベスト・アルバム
22 FORWARD 2004年12月8日 (2004-12-08)
CD
TOCT-25563 セルフカバー・アルバム
Double Neck Records (2005年 (2005)-2008年 (2008)
23 鈴木康博 LIVE 2005 “FORWARD” 2005年2月5日 (2005-02-05)
CD
DNR-0004 ライブ・アルバム
24 'いいことあるさ' 2007年8月22日 (2007-08-22)
CD
DNCA-2030
25 Yasuhiro Suzuki Anniversary Live 1970-2008 2008年11月5日 (2008-11-05)
CD
DNCA-2032-3 ライブ・アルバム
フォーライフミュージックエンタテイメント (2011年 (2011)
26 一歩 2011年10月19日 (2011-10-19)
CD
FLCF-4403
BIG PINK RECORDS (2013年)
27 Select30 Vol.1 2013年6月19日 (2013-06-19)
CD
DQC-1086 ベスト・アルバム
28 Select30 Vol.2 DQC-1087
EMI Records ⁄ ユニバーサル ミュージック (2013年 (2013)
29 ゴールデン☆ベスト 鈴木康博 2013年8月21日 (2013-08-21)
CD
TOCT-11291 ベスト・アルバム
BIG PINK RECORDS (2015年 (2015)-)
30 この先の道 2015年5月27日 (2015-05-27)
CD
DQC-1481
31 Another Select+ 2016年11月9日 (2016-11-09) CD+DVD BPR-1007 ベスト・アルバム
32 元気であれば 2018年12月1日 (2018-12-01)
CD
BPR-1008
33 LIVE!!! YASUHIRO SUZUKI 70TH ANNIVERSARY & BEST SELECTION 2016-2019 2019年11月13日 (2019-11-13)
3CD
BPR-1009 ライブ・ベスト・アルバム
34 十里の九里 2021年10月13日 (2021-10-13)
CD
BPR-1010

プレミアムBOX 編集

  1. yass box (2004年12月1日 (2004-12-01)) Double Neck Records(デビュー35周年記念)

ライブDVD 編集

  1. 「たどりついたぜ!! 30年」 LIVE IN CONCERT and More (2014年3月19日 (2014-03-19)) BIG PINK RECORDS

タイアップ 編集

曲名 備考
愛をよろしく TBSテレビ系列金曜ドラマもういちど結婚』主題歌
City Woman 黄桜酒造『黄桜マイルド』TV-CMイメージソング
微笑のうしろに 東芝インバータエアコン CMイメージ・ソング
Together キリン缶ビール イメージ・ソング
STEP INTO THE SUNSHINE 東芝インバータエアコン CMソング
おやすみマイ・ラブ 三井ホーム CFイメージソング
サンクチュアリー シャープ電子システム手帳『PA-X1』CFイメージソング
恋におちると サトウダイヤモンドチェーン CFイメージソング
あなたに明日を MBSTBSドラマ30ある日突然…』主題歌[5]
燃ゆる心あるかぎり 安田生命 CFイメージソング
世界中に君はひとり テレビ朝日系『あなたの世界旅』テーマソング
君のいない夜なんて テレビ東京系『TVチャンピオン』エンディングテーマ
Always With You テレビ東京系『開運!なんでも鑑定団』エンディングテーマ
海側の景色 テレビ東京系『いい旅・夢気分』エンディングテーマ
Dream Dream Dream 日本テレビ系『ぶらり途中下車の旅』エンディングテーマ

ユニット 編集

Song for Memories(鈴木康博・山本潤子細坪基佳
  1. Song for Memories (2000年9月20日 ENSEMBLE)– 2枚組ライブ・アルバム
  2. Song for Memories II (2001年8月18日 OAK Records) – アルバム
  3. Ellys Green (2006年10月4日 avex io)– アルバム
  4. Song for Memories コンサート2009 渋谷C.C.Lemonホール (2009年6月3日 Double Neck Records)– ライヴDVD
  5. イエスタデイ・ワンス・モア〜TRIBUTE TO THE CARPENTERS〜 (2009年3月25日 UNIVERSAL MUSIC)– カーペンターズのデビュー40周年にあわせ制作されたトリビュート・アルバム。「YESTERDAY ONCE MORE」にて参加。
木久ちゃんロケッツ(林家木久扇林家木久蔵・鈴木康博他)
  1. 空とぶプリンプリン/パイパイ プリンプリン」(2016年6月22日 日本コロムビア)– シングル。タイトル曲は、NHKの『みんなのうた』で2016年6月から7月に放送された。

楽曲提供 編集

  • アーティスト名は50音順、曲名は発売順に列記。作品はソロ以降に限定。
ソロ以前の提供作品はオフコースを参照
アーティスト 提供曲 作者 収録作品(初出のみ) 発売日 規格 生産番号
哀川翔 卑怯者 作詞 : 山上路夫
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 西平彰
卑怯者 ⁄ ガラパゴス寓話 1987年05月22日 EP 07FA-1112
COMMON SENSE 1987年07月22日 LP 28FB-2107
青木愛 幸せの行方 作詞 : 有森聡美
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 藤原いくろう
幸せの行方 ⁄ 同じ空の下で 1993年06月16日 SCD TODT-3039
浅井ひろみ Brand-new Sunshine 作詞 : 山田ひろし
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 難波正司
Voice in the Voice ⁄ Brand-new Sunshine 1994年10月05日 SCD APDA-119
From Now 1994年11月05日 CD APCA-123
あんべ光俊 ふり向いてもう一度 作詞 : 安部光俊
作曲・編曲 : 鈴木康博
さよならMy Boy ⁄ ふり向いてもう一度 1981年09月21日 EP ETP-17220
Born to be Wild 1981年10月21日 LP ETP-90017
伊藤麻衣子 プールサイド物語 作詞 : 売野雅勇
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 松下誠
CALENDAR 1984年05月21日 LP 28AH-1713
H2O 風のロマンス 作詞 : 秋元康
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 星勝
風のロマンス ⁄ 虹のルージュ 1984年06月25日 EP 7DS-0071
NEXT CORNER 1985年02月25日 LP 28MS-0071
5月14日のSuddenly 作詞 : 秋元康
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 萩田光雄
NEXT CORNER 1985年02月25日 LP 28MS-0071
大竹しのぶ 満月 作詞 : 及川眠子
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 坂本昌之
SIOBHAN 1995年08月19日 CD COCA-12800
織田裕二 BLOWING 作詞 : 長月命
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 松本晃彦
逆風 1991年07月12日 CD TOCT-6220
RACE 作詞 : 織田裕二
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 松本晃彦
かとうれいこ 沈黙のリフレイン 作詞 : 許瑛子
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 杉山卓夫
Querido 1992年07月22日 CD PICL-1037
なつかしいあなた 作詞 : 戸沢暢美
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 林有三
川島みき シルクのくちびる 作詞 : 松本一起
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 水谷公生
シルクのくちびる ⁄ Runner of Love 1986年11月01日 EP 07SH-1828
神田正輝 雨色のシネマ 作詞 : ちあき哲也
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 山田秀俊
if —予感— 1984年11月21日 LP 28FB-2007
倉橋ルイ子 過ぎし日々の夢 作詞 : 倉橋ルイ子
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 船本英雄
青い空の下で 1991年11月21日 CD VPCC-80448
新しい朝に… ⁄ 過ぎし日々の夢 1992年12月01日 SCD VPDC-20478
郷ひろみ 素敵にシンデレラ・コンプレックス 作詞 : 阿久悠
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 井上堯之甲斐正人
素敵にシンデレラ・コンプレックス ⁄ 黒にしておけよ 1983年05月12日 EP 07SH-1303
黒にしておけよ 作詞 : 阿久悠
作曲・編曲 : 鈴木康博
小林旭 北葉樹 作詞 : 大津あきら
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 新川博
あれから 1993年11月21日 CD SRCL-2798
根室抒情 作詞 : 大津あきら
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 矢野立美
斉藤由貴 記憶 作詞 : 斉藤由貴
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 武部聡志
砂の城 ⁄ 記憶 1987年04月10日 EP 7A-0708
風夢 1987年04月21日 LP C28A-0562
CD D32A-0281
設楽りさ子 Grass 作詞 : 朝水彼方
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 萩田光雄
prisme 1992年11月25日 CD TOCT-6803
風の視線 作詞 : 来生えつこ
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 西平彰
清水英哉 漂流者たちよ 作詞 : 松本一起
作曲 : 鈴木康博
君を愛することは得意でも 1991年11月13日 CD TYTY-5182
ジュディ・オング 幸福(こうふく)の距離 作詞 : 来生えつこ
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 萩田光雄
愛のめぐり逢い ⁄ 幸福(こうふく)の距離 1987年03月21日 EP WTP-17938
高橋名人 RUNNER 作詞 : 麻尾るみこ
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 国吉良一
RUNNER ⁄ FIGHTER 1986年04月18日 EP 7K-217
立花理佐 ライバル 作詞 : FUMIKO
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 小林信吾
15才(フィフティーン)神話 1987年08月05日 LP WTP-90484
CD CA32-1515
田村英里子 Domino 作詞 : 平松愛理
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 萩田光男
Domino ⁄ 希望のメロディ 1990年04月25日 SCD TODT-2502
Behind the Heart 1990年09月05日 CD TOCT-5828
つちやかおり さよならに慣れるまで 作詞 : 竜真知子
作曲 : 鈴木博康
編曲 : 佐藤健
FRAGRANCE 1983年10月01日 LP ETP-90245
眠らせてララバイ 作詞 : 竜真知子
作曲 : 鈴木博康
編曲 : 山田秀俊
時任三郎 みんな君のせい 作詞 : 澤地隆
作曲 : 鈴木博康
編曲 : 重実徹
未来への証 1992年10月21日 CD PCCA-00403
ふたり 作詞 : 澤地隆
作曲 : 鈴木博康
編曲 : 重実徹
中村由真 太陽の海岸 作詞 : 吉元由美
作曲 : 鈴木博康
編曲 : 鷺巣詩郎
GROWIN' 1989年07月21日 CD 80349
西村知美 二人のメイン・ロード 作詞 : 来生えつこ
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 萩田光男
天使のメイル 1987年03月21日 LP WTP-90456
CD CA32-1395
FULL HOUSE 風の告白 作詞 : 大津あきら
作曲・編曲 : 鈴木康博
君の愛のために、僕の愛のために 1987年09月21日 CD 30CH-260
君への扉 作詞 : 大津あきら
作曲・編曲 : 鈴木康博
OVERTURE 作曲・編曲 : 鈴木康博
松田聖子 妖精たちのTea Party 作詞 : 松本隆
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 西平彰
Snow Garden 1987年11月21日 LP 28AH-2270
CD 32DH-850
村瀬由衣 優しい関係 作詞 : 吉元由美
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 船山基紀
眠る記憶 1993年09月01日 CD FHCF-2109
薬師丸ひろ子 スマッシュボーイの微笑み 作詞 : 阿久悠
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 川村栄二
夢十話 1985年08月08日 LP WTP-90346
ある日印象派 作詞 : 阿久悠
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 川村栄二
CD CA32-1153
山本コウタロー 10月の距離 作詞 : 秋元康
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 瀬尾一三
10月の距離 1984年10月21日 LP N28E0023
夢工場 星月夜 作詞 : 松尾由起夫
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 後藤次利
フォトジェニック・エンジェル ⁄ 星月夜 1986年08月05日 EP 7A-0604
My Collection 1987年07月21日 CD D32P-6102
吉田栄作 DESOLATED RIVER 作詞 : 松井五郎
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 梁邦彦
僕は何かを失いそうだ 1991年06月01日 CD FHCF-1122
芳本美代子 セピア・サマー 作詞 : 有馬三恵子
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 萩田光雄
PARADISE PARK 1986年04月01日 LP TL-512
Sweet-Heart 作詞 : 松本一起
作曲 : 鈴木康博
編曲 : 萩田光雄
1986年04月21日 CD 30CH-170

参加作品 編集

ラジオ 編集

オフコース・小田和正について 編集

来歴の項のとおり、小田とは聖光学院中等部時代からの同級生。

優勝して音楽活動にけじめをつけるはずだったヤマハ・ライト・ミュージック・コンテストで2位となり、音楽活動は継続したが、プロとしての活動にいささかの躊躇を見せ同時に早稲田大学大学院に進学した小田と違い、企業の内定を蹴って音楽活動に専念、アレンジの勉強を本格的にしていた鈴木は、小田にとって先生的な存在だったという(『小田和正インタビュー たしかなこと』)。一方、鈴木は小田について「小学生のときバイオリンを習っていたので、早くから音楽に習熟していた。僕は小田に楽譜の読み方を教わった」と語っている。

鈴木自身のライブMCなどによれば、オフコースをやめようと思ったのは1979年頃だという。小田にそれを伝えたのは1980年、理由は「だんだん自分の居場所がなくなってきていると思った」「自分もいろいろ(キーボードなど)トライしてみたいが、相棒(小田)の邪魔をするわけにもいかないし」「トップを走っていたい」「オフコースという足かせの中での音楽活動に行き詰まりを感じていた」と語っている。オフコースのアルバムは小田、鈴木がほぼ同数の曲を提供していたところ『We are』からそのバランスが崩れ鈴木の楽曲比率が減るが、これは鈴木自身がオフコースにどんな曲を書けばいいか、イメージできなかったためだという。[6]

鈴木は代替メンバーを入れればいいのではないかと考えていたようだが、小田はその考えを容れることができず、一度はオフコースの解散を決意した。アルバム『We are』、『over』のタイトルについて「我々は終わった」=解散のメッセージだったと鈴木は語っている。1983年、メンバー及びスタッフとの話し合いの末オフコースは解散せずに4人での活動継続を選択。1989年まで活動を続けたが、それに対して当初強い違和感があったことを自著『時代を超えて、今』で表明していた。

ソロ活動開始後、オフコース時代の楽曲は折に触れ歌っていたものの(「さよなら」「愛の唄」などの小田楽曲を含む)オフコースや小田について語らなかったが、2005年、オフコース時代の楽曲のセルフカヴァー・アルバム『FORWARD』発売の前後から、詳しく語るようになっている。自身がパーソナリティをつとめるAMラジオ番組『メインストリートをつっ走れ!』では、同番組で最近小田とメールをやり取りしたことを明かしたり、ゲストとともに「さよなら」を演奏している。また、オフコースの元メンバー大間・松尾・清水のユニット「A.B.C」のライブにて、急病となった松尾の代役として出演した(2005年)。2007年2月16日に放送された『僕らの音楽』では、小田楽曲である「Yes-No」をカヴァーしたCHARAと共演、アコースティック・ギターとコーラスで参加している。

基本的にオフコースの再結成については小田と同様に消極的。ただし、オフコースの再結成そのものをあまり語らない小田に比べ、かなり具体的に考えを語っている。旧公式サイト経由でファンから問われた「ファンに対する責任」については「自分はオフコースをやめようと決意してから3年(1982年まで)とどまった。これでファンに対する責任は果たしたと思っている」と語っている。「(小田に対して)感情的なわだかまりはもう無い」と語っているが、再結成については「やるなら、昔の歌を歌うだけじゃだめ。新しい歌も書かなければ」「オフコースでやる以上、今(の音楽活動)と同じというイメージは持てない」と語っている。他には「小田の求める音楽と僕の求める音楽は必ずしも同じ方向には向いていない。それなら今のまま、別々にやっているほうがいい」とも語っている(2005年 - 2007年のライブMCより)。なお、アルバム『FORWARD』収録曲「明日の風に吹かれて」は「今オフコースをやるとしたら、というイメージで作った」と語っている。

脚注 編集

  1. ^ a b 旧公式HP内「From Yass NO.0042」によれば知人から画数について指摘され、アルバム『Long Slow Distance』発表よりアーティスト名義では「博」には最後の画“`”が付かない。
  2. ^ オフコースのメンバーとしての活動は1982年で終わっているが、契約上は1983年8月31日までメンバーだった。8月21日にソロ・アルバム『Sincerely』と同時発売されたシングル「愛をよろしく」では、初回プレスのみジャケットに“鈴木康博(オフコース)”と表記された。
  3. ^ 82年に脱退後初!小田和正、オフコースの盟友・鈴木康博と35年振り共演、2017年11月23日サンケイスポーツ(2017.12.11閲覧)。
  4. ^ 【鈴木康博 インタビュー】カッコ悪くてもいいから、その時の自分をそのまま歌っていきたい”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2022年5月20日). 2022年6月19日閲覧。
  5. ^ ある日突然…”. テレビドラマデータベース. 2021年11月17日閲覧。
  6. ^ 2人時代のオフコースの楽曲は小田と鈴木に印税収入に差が出ない様にほぼ半々の割合でアルバムでは収録されていて、5人になってからのアルバムでも『JUNKTION』は小田が3曲、鈴木が4曲、小田と鈴木の共作が2曲、『FAIRWAY』の時は小田と鈴木が5曲ずつ、『Three and Two』は小田が5曲、鈴木が4曲とほぼ均等割合での収録だった。『We are』での楽曲比率は小田が6曲、鈴木が3曲、松尾が1曲(大間との共作)だった。また、それまでは作詞作曲は殆どが鈴木の単独作品だったのが同アルバムでは3曲中単独作品は1曲だけで(他の2曲は清水との共作とあんべ光俊との共作の1曲ずつ)、次のアルバムの『over』の時は小田が5曲、鈴木が2曲、松尾が1曲(小田と大間との共作、ストリングスアレンジは鈴木が担当)で、鈴木の2曲は単独作品では無かった(大間との共作と大間とあんべとの共作の1曲ずつ)。5人での最終アルバム『I LOVE YOU』は小田が4曲、鈴木が3曲、松尾が2曲(小田との共作と清水と大間との共作の1曲ずつ)で鈴木の3曲は全て単独作品だった。

外部リンク 編集