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QED 東照宮の怨』(キューイーディー とうしょうぐうのえん)は、高田崇史による推理小説QEDシリーズの第4作である。

QED 東照宮の怨
著者 高田崇史
発行日 2001年1月
発行元 講談社
ジャンル 推理小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 ノベルス
ページ数 316
前作 QED ベイカー街の問題
次作 QED 式の密室
コード ISBN 4-06-182164-4
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出版履歴 編集

あらすじ 編集

舞台は平成6年9月。三十六歌仙絵を狙った強盗殺人事件を、桑原が天海僧正によって東照宮に秘められた「深秘」とともに解き明かす。

登場人物 編集

桑原 崇(くわばら たかし)
通称、タタル。萬冶漢方(漢方薬局)勤務の薬剤師。三十六歌仙強盗事件の調査協力を小松崎に頼まれ、その前に実際の三十六歌仙絵を見るために東照宮を訪れる。
棚旗 奈々(たなはた なな)
ホワイト薬局勤務の薬剤師。学薬の旅行で訪れた日光東照宮で崇・小松崎にたまたま出会い、そこから事件に関わることに。
小松崎 良平(こまつざき りょうへい)
通称「熊つ崎」。現在は下っぱジャーナリスト。三十六歌仙絵巻の特集で、八重垣を取材しようとした矢先に彼が殺されたため、崇に協力を求め事件を調査する。

関係者 編集

八重垣 俊介(やえがき しゅんすけ)
八重垣リゾート社長。52歳。鹿児島県出身。三十六歌仙絵の一つ、「斎宮女御」を盗まれたうえ、体中を切り刻まれて惨殺される。
八重垣 千恵子(やえがき ちえこ)
俊介の妻。48歳。
八重垣 慶一(やえがき けいいち)
千恵子の息子。花坊ツーリスト社員。体が弱く、喘息もち。優歌子より8歳年上。
八重垣 優歌子(やえがき ゆかこ)
俊介の娘。右胸心。18歳。
花坊 才蔵(はなぼう さいぞう)
花坊不動産会長。61歳。雅号は「歳翁」。三十六歌仙絵のひとつ、「紀貫之」を盗まれたうえ、惨殺。鹿児島県出身。
中込 仁志(なかごめ ひとし)
八重垣リゾート副社長。俊介より4歳年上。会津若松出身。
安田 滋美(やすだ しげみ)
俊介、花坊の茶飲み仲間の未亡人。47歳。三十六歌仙絵の一つ、「小大君」を盗まれる。

警察 編集

岩築 竹松(がんちく たけまつ)
警視庁捜査一課頸部。小松崎の叔父。
堂本 素直(どうもと すなお)
警視庁捜査一課巡査部長。岩築の部下。
松丸 要(まつまる かなめ)
警視庁玉川署捜査一課の刑事。神奈川県警の松丸十三の甥。福島県会津若松出身。

関連項目 編集