よへほ節(よへほぶし)は、熊本県山鹿市に伝わる日本の民謡座敷唄[1]

概要 編集

主に山鹿温泉で毎年8月15日・8月16日に行われる山鹿灯籠まつりで歌い踊られ[2]三味線太鼓によって演奏される。明治時代初期ごろに歌われ始め、元唄はもっと土俗的で艶めかしいものだったと言われるが、1933年(昭和8年)に作詞家の野口雨情によって改作され、現在のよへほ節ができた。

歌詞やタイトルに出てくる「よへほ」という言葉の解釈には様々な諸説があるが、「あなたも踊りを見て酔っちゃいなさいよ」という意味の「酔へ」と肥後弁で「ほらっ(相手の気を引き注意を促す言葉)」という言葉の「ほ」を組み合わせたと解釈されることが多い[2]

主な歌詞 編集

主は山鹿の 骨なし灯籠 よへほよへほ   骨もなければ 肉もなし よへほよへほ

洗いすすぎの 鼓の湯籠 よへほよへほ   山鹿千軒 たらいなし よへほよへほ

心あら瀬の 蛍の頃に よへほよへほ    とけし思いの しのび唄 よへほよへほ

山鹿灯籠は 夜明かしまつり よへほよへほ 町は灯の海 人の海 よへほよへほ

脚注 編集

  1. ^ よへほ節 - コトバンク
  2. ^ a b 2017年6月25日- ORICON NEWS

外部リンク 編集