アア溶岩
アア溶岩(アアようがん、英: aa lava)は、玄武岩質溶岩の表面の形態の一種。鉱滓状溶岩(こうさいじょうようがん)ともいう。ハワイ語に由来する地球科学の専門用語である。
概説編集
粘性の小さい溶岩流が固まる時に表面がスラグ(鉱滓)で覆われたような、ガサガサで刺々しい状態になったものをいう。後に地球科学の用語となった。ハワイのキラウエア火山や、日本の三宅島(伊豆諸島)伊豆大島三原山などに見ることができる。
「アア(aa)」とは、表面のトゲトゲした状態を表す、ハワイ語の言葉「アアー」(ʻAʻā)に由来する。現在はハワイ語の話者が少なくなり、地球科学のみで用いられる単語となった。
参考文献編集
- 益富壽之助『原色岩石図鑑 全改訂新版』保育社、1987年。ISBN 4-586-30013-2。
関連項目編集
外部リンク編集
- 7.3 アア溶岩(フィールド火山学)