アナーニ事件(アナーニじけん、Outrage of Anagni)は、1303年フランス国王フィリップ4世ローマ教皇ボニファティウス8世イタリアの山間都市アナーニで捕らえた事件。フィリップ4世はローマ教会にも圧力をかけ、クレメンス5世アヴィニョンへ移住させ、アヴィニョン捕囚(教皇のバビロン捕囚)を引き起こして教皇権に対する王権の優位を確立した。事件は教皇権力の衰退と王権の伸張を印象づけ、近世絶対王政にいたる重大な一里塚となった。

アルフォンス·マリー·アドルフ=ドヌー「教皇ボニファティウス8世の捕縛」