アニメ関門文化学園(アニメかんもんぶんかがくえん)は、コミュニティエフエム下関(COME ON! FM)が制作し、同局及びミュージックバード(MUSIC BIRD for Community FM)で放送されているアニメソング専門のラジオ番組である。

アニメ関門文化学園
愛称 アニカン
ジャンル 音楽番組
アニラジ
リクエスト番組
放送時間 金曜 21:00 - 21:58(COME ON! FM)
火曜 01:00 - 01:55(ミュージックバード)
放送回数 1350回
(COME ON! FMは2024年5月24日、
ミュージックバードは同年6月4日)
放送局 COME ON! FM
ミュージックバード
パーソナリティ ニャンキー梅 教諭
テンプレートを表示

番組ハッシュタグは「#アニメ関門文化学園[1]」である。にゃんきー梅も生放送時はエゴサーチしている。

概要

編集

リスナー参加型をメインに、COME ON! FM設立の1998年7月[2]から25年続くアニラジ長寿番組である。MCはにゃんきー梅。

2008年10月3日より、ミュージックバードを通じてコミュニティFM局でも11日遅れの毎週火曜日1:00[注釈 1]から放送されている(遅れネット)。本放送とタイムラグが生じるため、番組中では「下関時間」という表現が多用される。なお2021年4月5日より、COME ON! FMでもミュージックバードでのネット時間帯も放送されるようになった[注釈 2]

ミュージックバードの「オンエア曲リスト」は、当番組のセットリストは放送後に更新されないため、番組名は無いがたまに更新される[3]

COME ON! FMでは生放送と同時に全国放送用の収録も行う。ディレクター・にゃんきー梅教諭の都合が悪い場合はCOME ON! FMでの放送が収録放送となることがある。過去、全国放送版の放送時間は55分間であったが、現在はCOME ON! FMと同じ58分間となっている。57分から3分間にわたり空白が生じるため、JAM Projectの「我が名は牙狼」が2分間流れる(なお、この3分間は、局により差し替えられる場合もある)。

放送内容

編集

学校という設定であるため、パーソナリティの肩書もそれに準じている。エンディングは「ホームルーム」と称し、番組のメールの宛先を紹介し、最後の曲を放送する。過去、ミュージックバードではタイムテーブル上は60分、実際は番組後の5分間は「Short Program」・「おまけの時間」と題して、関門地区でのアニメ関連のイベントや情報や、下関に馴染みのあるアニソンアーティストの曲を放送していた。

番組中、様々なアニソン歌手がタイトルコールを行うが、オープニングは影山ヒロノブ遠藤正明が務める。また「アニメ関門文化学園、Sparking!」など色々なスタイルのジングル[注釈 3]もある。水木一郎が健在であった頃には「水木一郎です、ズババババーン!」という特殊ジングルがあったが、水木の逝去後はアクセス開始後、リクエスト終了後にしか流さなくなっている。

オープニングではJAM Projectの「レスキューファイアー」(『トミカヒーロー レスキューファイアー』OPテーマ)のインストBGMとして使用されている。放送の終了の挨拶は『アニカン、また、来週。バイバイ!!』。

リクエストやメッセージは封書FAXメールで可能。アニメソング以外のリクエストは受け付けていない。アニソン以外がリクエストされた場合は、メッセージのみが紹介される。『アンチ』や『暗い内容の話』、また『リスナーが不愉快になる事柄』、良くない事柄などは「メディアでの人権侵害」になるため、悪質なメールはにゃんきー梅の独断で紹介されない。最低限の情報モラルを守った文章のみを読んでいる。なお、古い作品、一定のマニアックな作品のアニソンは、音源を探しきれない、または音源が無く、リクエストしても放送できない場合がある。

毎週リクエスト曲が多すぎる場合は、エンディングに差しかかった際に流した曲は途中でフェードアウトすることがあったが、リスナーのリクエスト曲に不利になるため、エンディングはにゃんきー梅が選んだアニメソングか、ランティスの新譜を流している。

リクエストの曲順は、生放送のアクセスとメッセージを読んだ後に「くじ引き」をし、その順序で放送するのが決まり。平等を保つため、順序の優先は一切受け付けていない。リクエストに余裕があれば、来週にリクエストを回す時もある。

曲の途中やホームルームで、生放送中(金曜夜9時台)にリスナーから届いたメッセージ・リクエストを紹介する。ただし、放送終了前は忙しく投稿が紹介できないため、この場合は次回以降に紹介される。収録放送の場合、次の週の生放送でリスナーから寄せられたリクエスト曲がたまった場合や、リスナーのリクエスト曲が多い時はランティスの新譜を放送しないこともある。

スタジオや下関市内のショッピングセンターなどでのイベントに際しては、パーソナリティーの私物を抽選でプレゼントしている[注釈 4]。過去には、シーモール・巌流島フェスティバル等のイベントやゲストがスタジオに来た場合、リスナー向けのプレゼントが用意されていた。

以前は東京で活動しているアニソンシンガーがゲスト出演していたが、何らかの事情で出演していない。スタジオヴォルンアニメーターの吉田大輔が年数回の「アニメ制作教室[4]」の講師として出演した際、カモンFMに来局し、にゃんきー梅と「唯一のゲスト」としているが、リスナーのメールが多い場合は挨拶程度にしか出演しないようになってきている。

生放送と収録放送版の違い

編集

生放送と収録放送では以下のように放送内容が異なる。

生放送の場合

編集
  • ランティスの新譜紹介 - リスナーの拡大に伴いメールおよびリクエスト数も増加したため、エンディングの尺埋めにランティスの曲を放送するようになった(フルコーラスではかからない時もある)。毎回アニソンレーベルの曲を少なくとも1曲は放送していた。過去、ランティスの新譜が紹介できなかった時は、近日中、もしくはこれから映画されるアニメ作品の主題歌などを放送していた。
  • アクセス - 番組のメインコーナー。
    • コーナー名はメールの件名に「アクセス」と記入していることからとられた。
    • リスナーからのメッセージとアニメソングのリクエストなどを、前回の放送終了後からの送信順に紹介している。郵送・ファックスが送られた場合は、メールに優先してそれらを紹介する。
    • 放送中にメールが届いているか「送受信(メールチェック)」をした後は、前回リスナーから寄せられたリクエスト曲をノンストップで流すが、放送中またはエンディングにメールをまとめて読むようになっている。

収録放送の場合

編集

にゃんきー梅は副業でラジオのパーソナリティを務めているため、本業が多忙で生放送ができない場合、過去に収録したアニメソングを連続したものを放送する(年末年始は休止の場合あり)。放送が不定期であるため、「にゃんきーセレクション」および「特集」の収録分は複数回放送される。

  • にゃんきーセレクション - にゃんきー梅が好きなアニメソングを放送時間終了まで1曲ずつ放送する。過去の収録分が複数回放送される。
  • 特集(不定期)- リスナーからリクエストされた1組のアニソンアーティストに絞ってノンストップで放送時間終了まで流す。放送は不定期。

エピソード

編集
京都アニメーション放火殺人事件
リスナーからのメッセージがきっかけとなり、第1101回は収録放送で京都アニメーションの作品にゆかりのある曲を「にゃんきー梅セレクション」と題して放送。
放送1200回記念プレゼント
放送1200回を記念して、にゃんきーの私物がリスナーへプレゼントされた[5]。また、スタジオヴォルンアニメーターである吉田大輔から、にゃんきーのイラストが贈られた[6]。なお、2021年末にもにゃんきー梅の私物プレゼントが行われた[7]
第1202回放送目からのアクセスについて
「ランティスの新譜の紹介」を優先して放送するが、ランティスの新譜の曲を放送できないこと(当時、リクエストが多かったため)などで、 この回の放送(収録放送)からリスナーからのリクエストをスタッフが抽選で選曲した上で放送し、抽選に外れたリクエスト曲は次の放送回に放送していた。
放送1250回生放送
4名を対象にリスナープレゼントが行われた[8]
リスナー私物プレゼント
リスナーからの希望で、リスナーにプレゼント品が届き、放送1300回まで遠いので、その時にプレゼントするという事を行った。にゃんきーは私物の漫画『ど根性ガエル』第22巻「さらばヨシコ先生の巻」1冊を1名に、他にはリスナーの私物とカモンFMのタイムテーブルがにゃんきーの直筆サイン入りでプレゼント。
声優陣の追悼の特集
声優の訃報があった際は、「関連ソング」として故人にゆかりのある楽曲を放送していた。また番組に関わりのない声優や、リスナー個人に関わる訃報については特集されず、「リクエストソング」の扱いとなることが多々ある。
放送1300回記念プレゼント
放送1300回を記念し、にゃんきーの私物プレゼントが行われた[9]
放送1330回プレゼント
リスナーの希望により、1300回にもプレゼント企画を実施された。キリ番が悪いので、封書で送れるコンパクトな、にゃんきーの私物をプレゼントが行われた[10]
放送1350回記念プレゼント
放送1350回はにゃんきー・ヒロ校長が出演し、にゃんきー・ヒロ校長の私物プレゼントが行われた[11]

パーソナリティ

編集
  • にゃんき〜梅教諭[12] - 福岡県太宰府市出身、山口県在住。
  • ヒロ山下校長 - 数年にわたり出演がなかったが、2024年3月29日放送の第1342回に出演した。
  • M109®️UK理事長 - ここ数年、出演していない。

放送時間

編集

変動する場合あり。

放送局 放送時間
COME ON! FM 毎週金曜 21:00 - 21:58
MUSIC BIRD for Community FM 毎週火曜01:00 - 01:58(月曜深夜)
  • NOAS FM(FMなかつ)では当初毎週月曜日1:00-2:00に放送されていたが、のちにミュージックバードとの同時ネットになった。その後、2022年4月の改編で同局におけるミュージックバードの再送信が終了され、打ち切りになった。
  • 秋田コミュニティー放送では、当初は毎週月曜日1:30 - 2:00の飛び乗りであったが、2022年4月の改編で同時ネットとなった。また、放送翌日の毎週火曜17:00 - 18:00にはリピート放送が行われていたが、2024年4月の改編で「ANIME ZONE」という別番組が編成され、リピート放送は打ち切りとなった。

関連項目

編集

注釈

編集

注釈

編集
  1. ^ 当初は水曜19:00の放送だったが、2009年3月25日をもって一旦ミュージックバードでの放送を終了。同年10月6日より火曜20:00で放送を再開。2011年4月5日より枠移動され、現在の放送時間となる。
  2. ^ 再放送としての扱いである。なお2021年3月まではミュージックバードからの当該時間帯での放送は行わず、「MUSIC」と題した番組が放送されていた。
  3. ^ 「〇〇(アーティスト名)です。アニメ関門文化学園!」
  4. ^ 住所・氏名・電話番号が記入されていない場合は、プレゼントの対象外となる。

出典

編集
  1. ^ #アニメ関門文化学園
  2. ^ 1998年7月
  3. ^ オンエア曲リストSONG LIST
  4. ^ アニメ業界ウォッチング第8回:月収4万円の動画マン生活から、故郷でアニメを教えるまでの波乱の人生!「うしおととら」にも参加の演出家・吉田大輔インタビュー!
  5. ^ COME ON!FM - ありがとうございます! 「新旧のヒーロー
  6. ^ COME ON!FM - ありがとうございます! 「新旧のヒーロー
  7. ^ COME ON!FM - ありがとうございます! 「新旧のヒーロー
  8. ^ COME ON!FM - ありがとうございます! 「新旧のヒーロー
  9. ^ COME ON!FM -「新旧のヒーロー・ヒロインを科学する」アニメ関門文化学園が放送1300回!
  10. ^ COME ON!FM 1月10日 · 新旧のヒーロー・ヒロインを科学する「アニメ関門文化学園」は毎週金曜21時より爆裂生放送中!
  11. ^ COME ON!FM -「新旧のヒーロー・ヒロインを科学する」アニメ関門文化学園が放送1350回突破記念リスナープレゼント!
  12. ^ カモンFM パーソナリティーパーソルデータ

外部リンク

編集
ミュージックバード 水曜日 19時枠
前番組 番組名 次番組
八重山オーリタボーリ

(制作局:石垣コミュニティーエフエム
アニメ関門文化学園
(2008.10 - 2009.3)
(制作局:コミュニティエフエム下関)
SATOSHOKO!ZM

(制作局:水戸コミュニティ放送
ミュージックバード 火曜日 20時枠
アニメ関門文化学園
(2009.10 - 2011.3)
風とシープス…ときどき、窪田友紀子
ミュージックバード 火曜日 1時枠
アニメ関門文化学園
(2011.4 - )
-