アルゴ級潜水艦 (Sommergibili Classe Argo) はイタリア海軍の中型潜水艦で、第二次世界大戦で用いられた。本級はバリッラ級の系統をひく複殻式の船体をもつ。1931年にポルトガルが発注したが契約がキャンセルとなったものをイタリア海軍が購入し、37年に竣工した。使用実績は良好で、中型潜水艦であるが北大西洋にも進出している。戦時中に司令塔の形状が改められ、またフルット級の原型となった。

アルゴ級潜水艦
基本情報
艦種 潜水艦
要目
排水量 水上780トン、水中1,000トン
全長 63.15m
最大幅 6.93m
吃水 4.46m
最大速力 水上14ノット、水中8ノット
航続距離 水中:100海里/3kt
水上:10,176海里)/8.5kt
乗員 46名
兵装 53.3cm魚雷発射管6門(前部4門、後部2門)
13.2mm機銃4丁
100mm砲1門
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同型艦 編集

  • アルゴ(Argo)
  • ヴェレラ(Velella)

関連項目 編集

参考図書 編集

  • 「世界の艦船増刊第20集 第2次大戦のイタリア軍艦」(海人社)