アル・アビラ(Al Avila、1958年8月2日 - )は、キューバハバナ出身。MLBデトロイト・タイガースゼネラルマネージャー (GM)を務めていた。

経歴 編集

球界入りする前は母校のセント・トーマス大学英語版でコーチを務めていた。

1992年6月に1993年より新規参入するフロリダ・マーリンズのラテンアメリカ選手の育成ディレクター補佐に就任し、やがて補佐の肩書きは外れた。キューバ移民という出自を活かしてキューバから亡命したリバン・ヘルナンデスの獲得に成功するなど多くの実績を残した。2001年にはGM補佐に就任、GMだったデーブ・ドンブロウスキーデトロイト・タイガースに移籍した後の臨時GMも経験している[1]

2002年1月にピッツバーグ・パイレーツのGM特別補佐に就任した[2]が、タイガースの球団社長(後にGMも兼任)に就任したドンブロウスキーの後を追うように開幕直後の4月にGM補佐としてタイガース入りした。

2015年8月4日、ドンブロウスキーがタイガースのGMを解任されると、後任のGMに就任した[3]

2022年8月10日、チームの成績不振によりタイガースのGMを解任されたことが発表された[4]

家族 編集

父はロサンゼルス・ドジャースの球団副社長を務め、現在はスカウティング・シニアアドバイザーのラルフ・アビラ。息子はメジャーリーガー(捕手)のアレックス・アビラである[5]

脚注 編集

  1. ^ 「30球団マンスリー・リポート フロリダ・マーリンズ オーナーもGMも監督もいない? ゴタゴタ続きで空前絶後の大珍事」『月刊メジャー・リーグ』 2002年3月号 ベースボール・マガジン社 60頁
  2. ^ Pirates Hire Avila As Ass't to GM” (英語). Huron Daily Tribune (2002年1月23日). 2019年3月3日閲覧。
  3. ^ Andrew Simon (2015年8月4日). “Avila replaces Dombrowski as Tigers GM” (英語). MLB.com. 2019年3月3日閲覧。
  4. ^ タイガースがアビラGM解任、7年間でバーランダー放出や大型補強も再建ならず”. 日刊スポーツ (2022年8月11日). 2022年8月21日閲覧。
  5. ^ 「デトロイト・タイガース」『2018MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 39頁