イアン・フリーマン
イアン・フリーマン(Ian Freeman、1966年10月11日 - )は、イギリスの男性総合格闘家。イングランド・サンダーランド出身。マシーンMMA所属。元HOOKnSHOOT世界スーパーヘビー級王者。元Cage Rage世界ヘビー級王者。
基本情報 | |
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本名 |
イアン・ウィリアム・フリーマン (Ian William Freeman) |
通称 | ザ・マシーン (The Machine) |
国籍 | イギリス |
生年月日 | 1966年10月11日(58歳) |
出身地 |
イングランド サンダーランド |
所属 |
トータル・マーシャル・アーツ・アカデミー →マシーンMMA |
身長 | 180cm |
体重 | 93kg |
階級 |
ヘビー級 →ライトヘビー級 |
バックボーン | ボクシング |
テーマ曲 |
The Machine (オリジナル)[1] |
イギリス人で初めてUFCレギュラー出場を勝ち取ったイギリス総合格闘技界のパイオニアであり、40歳を超えてなお試合に出場し続けている。
来歴
編集2000年7月23日、初参戦となったパンクラスでボブ・スタインズと対戦し、パンチでKO勝ち。
2001年2月4日、パンクラスで渋谷修身と対戦し、肋骨の負傷でギブアップ(パンクラスの公式記録はTKO)負け。
2001年11月17日、HOOKnSHOOTスーパーヘビー級(-120kg)王座決定戦でカーロス・バヘットと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[2]。後に地域王座が新設されたため、フリーマンは元世界王者と紹介されている[3]。
UFC
編集2002年7月13日、地元イギリスで初開催されたUFC 38でフランク・ミアと対戦し、足関節狙いのミアにパウンドを浴びせてTKO勝ち。試合前日に死去した父に捧げる勝利となった[4]。
2002年11月22日、UFC 40でアンドレイ・アルロフスキーと対戦し、TKO負け。
Cage Rage
編集2004年11月27日、Cage Rage世界ヘビー級王座決定戦でライアン・ロビンソンと対戦し、TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。ライトヘビー級への転向のため王座を即日返上した。
2006年7月1日、Cage Rage 17の世界ライトヘビー級タイトルマッチでメルヴィン・マヌーフと対戦し、フックでKO負けを喫し王座獲得に失敗した。
2006年9月30日、Cage Rage 18の英国ライトヘビー級タイトルマッチでマーク・エプスタインと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。その後、現在は英国ライトヘビー級王座を失っている(返上・剥奪のいずれの理由であるかは不明)。
2008年5月10日、1年7か月ぶりの復帰戦となったCage Rage 26の英国ライトヘビー級タイトルマッチでポール・カフーンと対戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
戦績
編集総合格闘技 戦績 | ||||||
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27 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
19 勝 | 8 | 7 | 4 | 0 | 1 | 0 |
7 敗 | 4 | 3 | 0 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ポール・カフーン | 5分3R終了 判定3-0 | Cage Rage 26: Extreme 【Cage Rage英国ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2008年5月10日 |
○ | マーク・エプスタイン | 5分3R終了 判定3-0 | Cage Rage 18: Battleground 【Cage Rage英国ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年9月30日 |
× | メルヴィン・マヌーフ | 1R 0:17 KO(パンチ連打) | Cage Rage 17: Ultimate Challenge 【Cage Rage世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年7月1日 |
○ | ウィル・エルワーシー | 1R TKO(パンチ連打) | House of Pain: Fight Night 1 | 2004年12月12日 |
○ | ライアン・ロビンソン | 1R 2:44 TKO(パンチ連打) | Cage Rage 9: No Mercy 【Cage Rage世界ヘビー級王座決定戦】 |
2004年11月27日 |
○ | キース・デース | 2R 2:44 TKO(パンチ連打) | Cage Warriors 5 | 2003年11月2日 |
△ | ヴァーノン・"タイガー"・ホワイト | 5分3R終了 判定1-1 | UFC 43: Meltdown | 2003年6月6日 |
○ | ゲルハルト・エットル | 1R 1:40 腕ひしぎ十字固め | FFAA: Fight Night Championships 4 | 2003年2月22日 |
× | アンドレイ・アルロフスキー | 1R 1:25 TKO(スタンドパンチ連打) | UFC 40: Vendetta | 2002年11月22日 |
○ | フランク・ミア | 1R 4:35 TKO(パウンド) | UFC 38: Brawl at the Hall | 2002年7月13日 |
○ | カーロス・バヘット | 5分3R終了 判定3-0 | HOOKnSHOOT: Kings 1 【HnSスーパーヘビー級王座決定戦】 |
2001年11月17日 |
○ | スタニスラフ・ヌシック | 1R 1:57 フロントチョーク | FFAA: Fight Night Championship 3 | 2001年7月14日 |
× | スタニスラフ・ヌシック | 1R 0:20 KO(パンチ) | M-1 MFC: Russia vs. The World 1 | 2001年4月27日 |
× | ヴァレンタイン・オーフレイム | 1R 1:42 TKO(ドクターストップ) | 2H2H 2: Simply the Best | 2001年3月18日 |
× | 渋谷修身 | 1R 3:51 ギブアップ(肋骨の負傷) | PANCRASE 2001 PROOF TOUR | 2001年2月4日 |
× | ボブ・シュライバー | 1R 1:28 TKO(ドクターストップ) | IT'S SHOWTIME: Christmas Edition | 2000年12月12日 |
○ | テッド・ウィリアムス | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 27: Ultimate Bad Boyz | 2000年9月22日 |
○ | ボブ・スタインズ | 1R 2:38 KO(パンチ) | PANCRASE 2000 TRANS TOUR | 2000年7月23日 |
○ | ネイト・シュローダー | 2R 2:13 ギブアップ(パウンド) | UFC 26: Ultimate Field of Dreams | 2000年6月9日 |
× | スコット・アダムス | 1R 3:09 ヒールホールド | UFC 24: First Defense | 2000年3月10日 |
○ | トラビス・フルトン | 2R終了時 TKO(棄権) | MB 1: The Beginning | 1999年12月5日 |
○ | デイブ・ショートビー | 1R 2:02 TKO(パンチ連打) | Total Fight KRG 5 | 1999年10月3日 |
○ | キース・デース | 1R 0:46 フロントチョーク | British Vale Tudo 【決勝】 |
1999年8月28日 |
○ | マーク・ランボーン | 1R 0:55 フロントチョーク | British Vale Tudo 【1回戦】 |
1999年8月28日 |
○ | カマル・ロック | 1R 3:55 アンクルホールド | British Grand Prix '99 【決勝】 |
1999年6月27日 |
○ | スコッティ・スミス | 1R 0:09 TKO(パンチ連打) | British Grand Prix '99 【準決勝】 |
1999年6月27日 |
○ | トニー・ベイリー | 1R 1:32 フロントチョーク | British Grand Prix '99 【1回戦】 |
1999年6月27日 |
獲得タイトル
編集- British Grand Prix '99 優勝(1999年)
- British Vale Tudo 優勝(1999年)
- 初代HOOKnSHOOTスーパーヘビー級王座(2001年)
- 第2代Cage Rage世界ヘビー級王座(2004年)
- 第2代Cage Rage英国ライトヘビー級王座(2006年)
- 第4代Cage Rage英国ライトヘビー級王座(2008年)
脚注
編集- ^ 「イアン・フリーマン」 『2004「総合&組技格闘技」選手名鑑』、日本スポーツ出版社、2003年11月
- ^ Ufc World Welterweight Championmatt Hughes Full Contact Fighter 2001年11月9日
- ^ HnS REGULATORY CODE & RANKINGS ファイトワールド公式サイト
- ^ フリーマン、試合前日に父を亡くす BoutReview 2003年7月16日
関連項目
編集外部リンク
編集空位 前タイトル保持者 マーク・エプスタイン |
第2代Cage Rage世界ヘビー級王者 2004年11月27日 |
空位 次タイトル獲得者 アントニオ・シウバ |