インガ・エドゥリス (羅 Inga edulis) は南米原産のマメ科Mimosoid clade(旧ネムノキ科)に属する植物である。また、英語ではアイスクリームビーン(英 ice-cream beans)という別名があるが、果肉の甘い風味と滑らかな肌ざわりによるものである。 ペルーエクアドルコロンビアブラジルに分布しており、特にアマゾン川流域に広く分布している。 日よけや材木として使われたり、食べ物やアルコール飲料、医薬品の材料として使われている。[1]

インガ・エドゥリス
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
Mimosoid clade
: Inga
: インガ・エドゥリス I. edulis
学名
Inga edulis (Mart.)
英名
ice-cream-bean
joaquiniquil

特徴 編集

成木は高さ30mにもなり、木の直径は60cmにもなる。また、地上から3m付近から枝分かれしている。 枝は幅広く、平らで、やや密な林冠を成す。 さやの中にはバニラアイスクリームのような味のする白く水分の多い厚い果肉の中に包まれた黒い種子がある。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ Duke (1983)

参考文献 編集