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ウルソデオキシコール酸(ウルソデオキシコールさん、英:UrsodiolまたはUrsodeoxycholic acid)は、胆汁酸の一種であり、ウルソディオールとも呼ばれUDCAとも略される。腸内の微生物によって代謝された二次胆汁酸である。

ウルソデオキシコール酸
Ursodeoxycholic acid acsv.svg
IUPAC命名法による物質名
識別
CAS番号
128-13-2
ATCコード A05AA02 (WHO)
別名 ursodeoxycholic acid, Actigall, Ursosan, Urso, Urso Forte
化学的データ
化学式 C24H40O4
分子量 392.56 g/mol
物理的データ
融点 203 °C (397 °F)
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ウルソデオキシコール酸錠100mg「トーワ」

日本では、ウルソデオキシコール酸は伝統的な民間薬である動物性の生薬熊胆(ゆうたん)の主成分として知られている。ウルソデオキシコール酸は化学合成が可能であるにもかかわらず、漢方薬として熊胆が未だ珍重されている。熊胆は、熊の胆(くまのい)ともいう。材料は、ツキノワグマヒグマ胆嚢であり、乾燥させて造られる。健胃効果や利胆作用など消化器系全般の薬として用いられる。苦みが強い。胆汁の流れをよくし、胆石を溶かす治療法にも利用できる。

ウルソデオキシコール酸は胆石の数少ない経口薬であり、ウルソデオキシコール酸を主成分とする経口胆石溶解剤を摂取することで、胆汁の流れをよくし、胆石を溶かす治療法がある。この治療法で胆石は完全に取り除けないため、25%の確率で再発するリスクを伴う。治療期間が6ヶ月から36ヶ月と長く、原因となる胆嚢は温存し続ける。そのため生涯に渡り経口胆石溶解剤の摂取を必要とする可能性がある。