エクルズ子爵英語: Viscount Eccles)はイギリス子爵位。連合王国貴族デイビッド・エクルズ英語版1964年に叙されたのに始まる[1]

エクルズ子爵
Viscount Eccles

紋章記述

Crest:A three-masted Ship sails furled pennons and flags flying Or between two Wings addorsed Sable.Escutcheon:Chevronny Argent and Sable per pale counterchanged two Torches erect Or enflamed proper.Supporters:On either side a Wolf Sable armed and langued Gules gorged with a Plain Collar attached thereto a Chain reflexed over the back and resting the interior hind paw on a Portcullis chained Or
創設者エリザベス2世
貴族連合王国貴族
初代初代子爵デイビッド・エクルズ英語版
現所有者2代子爵ジョン・ドーソン・エクルズ英語版
相続資格初代子爵の嫡出直系男子
付随称号エクルズ男爵
現況存続
モットー真と美(Truth and Beauty)

歴史

編集

デイビッド・エクルズ(1904-1999)保守党の有力な政治家で、教育相や労働相など閣僚職を歴任したのちの1962年8月1日にウィルトシャー州シュートのエクルズ男爵(Baron Eccles, of Chute in the County of Wiltshire )に叙された[2][3]。ついで1964年1月14日にはウィルトシャー州シュートのエクルズ子爵(Viscount Eccles, of Chute in the County of Wiltshire )に昇叙した[1]。この2つの爵位は、いずれも連合王国貴族爵位である。

その後初代子爵の死去に伴い、彼の息子が1999年にその爵位を襲っており、2代子爵ジョン(1931-)は同年に制定された貴族院法以降も世俗貴族として在籍し続けた92人の一人である[4]

なお、2代子爵の妻ダイアナ・エクルズは1990年に一代貴族としてノースヨクシャー州モールトンにおけるモールトンのエクルズ女男爵(Baroness Eccles of Moulton, of Moulton in the County of North Yorkshire )を創設しており、夫妻ともに貴族院に籍を置いている珍しい事例である[4]

ノースヨークシャー州リッチモンド近郊のモールトンにあるモールトンホールは現在ナショナルトラストの管理下にあるため、エクルズ卿とその家族は同邸宅を賃貸する形で居住している。

エクルズ子爵(1964年)

編集

法定推定相続人は当代子爵の長男であるウィリアム・デイビッド・エクルズ閣下 (1960-)。

脚注

編集
  1. ^ a b No.43222”. The Gazette 17 January 1964. 2019年11月16日閲覧。
  2. ^ No.42748”. The Gazette 3 August 1962. 2019年11月16日閲覧。
  3. ^ List of Presidents/Secretaries of State (2007), Department for Business, Enterprise and Regulatory Reform, London, UK, viewed 8 May 2008, Archived copy”. 19 July 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月16日閲覧。
  4. ^ a b Eccles, Viscount (UK, 1964)”. Cracroft's Peerage. 2019年11月16日閲覧。

関連項目

編集