エンペラー・マグス・カリグラ

エンペラー・マグス・カリグラ (Emperor Magus Caligula、本名:マグヌス・ブロベリ (Magnus Broberg)、1973年5月23日 - )は、スウェーデンルドヴィーキャ出身[1]ヘヴィメタルミュージシャン。特に、1996年から2010年まで活動したブラックメタルバンドダーク・フューネラルボーカリストベーシスト作詞家として著名。また、クリストフェル・ユンソンに代わってデスラッシュバンドのデモノイドにも加入していた。また、初期ヒポクリシーのボーカリストでもあった。この他に、Sanctification、God Among Insects、Dominion Caligula、Votary、Sportlovでも活動していた。

エンペラー・マグス・カリグラ
Emperor Magus Caligula
2005年のダーク・フューネラルのライヴ
基本情報
出生名 マグヌス・ブロベリ
Magnus Broberg
別名 マッセ・ブロベリ
Masse Broberg
生誕 (1973-05-23) 1973年5月23日(50歳)
出身地  スウェーデン
コッパルベリ県 ルドヴィーキャ
ジャンル ブラックメタル
デスラッシュ
デスメタル
職業 ボーカリスト
ベーシスト
作詞家
担当楽器
ベース
活動期間 1989年 -
共同作業者 ウィッチリー
ダーク・フューネラル
デモノイド
ヒポクリシー
Sanctification
God Among Insects
Dominion Caligula
Votary

2011年7月から、リージョンに代わってウィッチリーに加入した[2]

マグスの部分がメイガス、カリグラの部分がカリギュラと表記される場合もある。

思想 編集

カリグラは、アントン・ラヴェイサタニズムの信奉者であるが、しかしその一方でナショナル・ソーシャリスト・ブラックメタルナチズムからは距離を取っている[3]。しかし、その一方で、ナチズムの一側面について「間違っていない (not that wrong)」と述べたり、ナチス強制収容所について酷いことだと述べつつも、「恐ろしく酷いこと (that horribly bad)」ではないとも述べたこともある[4]。他の多くのブラックメタルミュージシャンのように、彼は一般的に政治的には無関心であるスタンスをとっている。しかし、ライヴ時にイスラーム過激派テロリストのリーダー、ウサーマ・ビン・ラーディンに対して、軽蔑を示したことがある。また同じように、子供に対する性的虐待事件を理由に、カトリック教会に対しても軽蔑を表している[3]

論争 編集

カリグラは、チリサンティアゴで起こった殺人事件犯人に「幾分影響を受けた」と述べられた。犯人はダーク・フューネラルのファンで、これに加えて、"He deserves some credit. You’re not supposed to say that, but I don't care."と述べている[5]。彼は「音楽が引き金を引いた」ことを示唆していたものの、ダーク・フューネラルの音楽が殺人の直接的な原因であることは否定した。

カリグラは2003年ライヴでこの犯人に会ったことを思い出した。カリグラは、彼のリクエストでキューバタバコ十字の焼き入れを行った[5]

映像 編集

カリグラは、スウェーデンゾンビ映画Die Zombiejägerの死体愛好のユーモアパートに出演している。また、ダーク・フューネラルは2曲を提供しており、「Godhate」がオープニング、「Thus I Have Spoken」が戦闘シーンに使われている。

ディスコグラフィー 編集

ダーク・フューネラル 編集

スタジオ・アルバム
EP
ライブ・アルバム
DVD

ヒポクリシー 編集

スタジオ・アルバム
デモ・EP

God Among Insects 編集

  • World Wide Death (2004)
  • Zombienomicon (2006)

Dominion Caligula 編集

  • A New Era Rises (2000)

脚注 編集

外部リンク 編集