オオボクトウ (大木蠹、Cossus cossus) はボクトウガ科の昆虫の一種。

オオボクトウ

日本では北海道から九州まで全国の広いところに分布している。

概要 編集

ボクトウガ科の昆虫は中型から大型で、その代表種であるボクトウガはコナラなどの樹木に穿孔し、それによって出た樹液に集まる昆虫を捕食する肉食性。対してオオボクトウはニレヤナギなどに穿孔するが、肉食性ではない。

オオボクトウ
分類
: 動物界
: 節足動物門
: 昆虫綱
: チョウ目
: ボクトウガ科
亜科 : ボクトウガ亜科
: Cossus属
: オオボクトウ
学名
Cossus cossus Gaede, 1929
和名
オオボクトウ

開張は、60~70mm程度で体に対してが小さい。幼虫はニレ科やヤナギ科の樹木に穿孔する。年一化で、成虫は6月から7月まで見られる。

類似種にボクトウガがいるが、本種は胸部と頭部の色が異なることで識別ができる。

参照 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集