オニヤンマ科(オニヤンマか、Cordulegastridae)は、トンボ目トンボ亜目の一

オニヤンマ科 Cordulegastridae
オニヤンマ
オニヤンマ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: トンボ目(蜻蛉目) Odonata
亜目 : トンボ亜目(不均翅亜目) Anisoptera
上科 : オニヤンマ上科 Cordulegastroidea
: オニヤンマ科 Cordulegastridae
Calvert, 1893

特徴 編集

大柄で頑丈な姿のトンボ。左右の複眼は中央でしっかりと接してはおらず、離れているか一点で接する。この点でヤンマ科とは異なり、サナエトンボ科などに似る。もう一つの特徴は下唇の中央に切れ込みがあることである。成虫は黒地に黄色い斑紋を持つものが多く、この体色は成熟による変化が少ない。この点でもヤンマ類とはやや異なる。

幼虫は細長いヤゴで、肌目が粗くて全体に毛が密生している。

この科は大きくはオニヤンマ亜科 Cordulegastinae とミナミヤンマ亜科 Chlorogomphinae に分けられる。前者は両複眼が接していること、産卵管が発達しており、尾の先端から突き出すことなどの特徴を持ち、後者で複眼は接しておらず、産卵管が退化的なのとははっきりした対称をなしている。

世界に6属60種ほどがあり、日本からは2属2種が知られる。

下位分類 編集

関連項目 編集

参考文献 編集

  • 井上清・谷幸三 『トンボのすべて』 トンボ出版、1999年、ISBN 4-88716-112-3
  • 石田昇三・石田勝義・小島圭三・杉村光俊、『日本産トンボ幼虫・成虫検索図説』、(1988)、東海大学出版会

外部リンク 編集