オールディ・イングリッシュ・ブルドッグ

オールディ・イングリシュ・ブルドッグオールド・イングリッシュ・ブルドッグ: Olde Engllsh Bulldogge)は、イングリッシュ・ブルドッグ19世紀初頭の姿(オールド・イングリッシュ・ブルドッグ)の再現を目的にアメリカ合衆国で作出された犬種である。1970年代ペンシルバニア州ブリーダーであるデビッド・リービットが本格的な復元計画を行いリービット・ブルドッグを作出した。その後、リービッドとは別の人々によっても改良が進められた。2014年1月にアメリカのユナイテッド・ケネルクラブに登録された。

オールディ・イングリシュ・ブルドッグ
愛称 OEB
原産地 アメリカ合衆国
特徴
体重 オス 27–36 kg (60–80 lb)
メス 25–32 kg (50–70 lb)
体高 オス 42–50 cm (17–20 in)
メス 40–47 cm (16–19 in)
外被 短毛
毛色 レッド・フォーン・ブラックのブリンドル、ホワイト・フォーン・レッドの単色もしくはバイカラー・トライカラー
出産数 3–12
寿命 9–14 年
イヌ (Canis lupus familiaris)

ブルドッグはブル・バイティング(雄牛と闘わせる)、闘熊(熊と闘わせる)用に使われていた犬種をショードッグとして改良して出来た犬種であるが、あまりにも特徴が過度に誇張されすぎたために、本来のブルドッグとは異なる犬種になったと考える愛好家もいる。また、軟口蓋過長による呼吸困難よだれ過多、頸椎脊髄の変形、皮膚のヒダの間に起こる湿疹、体格が原因の難産など、多くの生命に関わる健康上の問題を持つようにもなったため、その改善も作出の理由とされる。

参考文献 編集

  • デズモンド・モリス著、福山英也、大木卓訳「オールド・イングリッシュ・ブルドッグ」『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、304ページ ISBN 978-4416707296

関連項目 編集