オール・セーブド・フリーク・バンド

オール・セーブド・フリーク・バンド(All Saved Freak Band、略称:ASFB)は、後にロックンロールの確固たるサブカテゴリーとなったコンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックに影響を与えた初期のバンドの一つ。1968年の秋、オハイオ州アシュタビューラ郡のWREOラジオで最初のレコーディング曲を放送し、ASFBはLarry Normanとカリフォルニアのグループ・アガぺ(Agape)と共に同年に誕生した「ジーザスミュージック」(en:Jesus music)の先駆者となった[1]

オール・セーブド・フリーク・バンド
出身地 米国オハイオ州ジェネバ
ジャンル クリスチャンブルース、ジーザスミュージック
活動期間 1968年 (1968)–1978年 (1978)
レーベル Hidden Vision Records
共同作業者 Larry Norman、Agape
公式サイト www.AllSavedFreakBand.com

概要 編集

 
コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの最初期の先駆者2人: アガぺのFred Caban [左] とASFBのJoe Markko。
 
2007年に集合した元メンバー。[前列] Ed Durkos、Carole [King] Hough、Morgan King。[後列] Joe Markko、Norris McClure、Tom Eritano。Mike Berkey、Tim Hill、Glenn Schwartzは欠席。

ASFBは12人からなる大きなアンサンブルグループであった。その音楽性はブルースとストリングアレンジのコンビネーションで知られていた。[2] ASFBは後世に初期のジーザスミュージックの典型例として認識されている4枚のアルバムをレコーディングした。

オハイオ州オーウェル近郊のキリスト教共同体を拠点とし、メンバーは共同設立者のJoe MarkkoとLarry Hillを含めて、Mike Berkey、Ed Durkos、Tom Eritano、Tim Hill、Morgan King、Norris McClure、Carole King、Randy Markko、Kim Massman、Pam Massman、Tom Miller、ロックギタリストGlenn Schwartzにより構成されていた。Schwartzはロックグループジェイムス・ギャングとPacific Gas & Electricのメンバーであった。

1978年冬の解散までに、ASFBの曲は14か国以上の数百のラジオ局で放送された。Larry, EdとMassmannは1980年まで続ける意向であったが、Joe MarkkoとGlenn Schwartzの脱退によりバンドは解散した。

2006年、ASFBのベストアルバム『Harps On Willows』がリリースされた。このアルバムは音楽誌『Cross Rhythms』によってボブ・ディランスウィッチフットらと共に2006年にリリースされたCDのトップ20に選出された。[3]

2006年にエミー賞にノミネートされたDavid Di Sabatinoによるドキュメンタリー『Lonnie Frisbee: Life and Death of a Hippie Preacher』はASFBの曲「Sower」と「My Poor Generation」を使用し、サウンドトラックには「Ode To Glenn Schwartz」も収録されている。

ディスコグラフィ 編集

  • My Poor Generation, 1973 (Rock The World)
  • For Christians, Elves, and Lovers, 1976 (Rock The World)
  • Brainwashed, 1976 (Rock The World)
  • Sower, 1980, (War Again)
  • Harps On Willows: Best of the All Saved Freak Band, July 4, 2006 (Hidden Vision)

発展資料 編集

脚注 編集

外部リンク 編集