カエルパンチ
カエルパンチは、ボクシング元世界ジュニアミドル級(現スーパーウェルター級)王者の輪島功一があみ出したパンチ。カエル跳びアッパー、またはカエルアッパーなどと呼ばれることもある。
概要
編集相手の目の前でしゃがみ、伸び上がるのと同時にパンチを放つ。一度相手の視界から消えることで奇襲攻撃としての性格を持つ。後に竹原慎二も近い軌道のものを使用している。
輪島は世界タイトルを奪取したカルメロ・ボッシ(イタリア)戦でカエルパンチを放っているが、現役を通じて使用したのはこの一戦のみ。また、試合後には「あんなのはボクシングではない」と非難された[1]。
元々は輪島が所属していた三迫ジムの三迫仁志会長がジムの先輩で1964年東京オリンピック金メダリストの桜井孝雄のために考案したものであったが、桜井は習得することができず、練習を見ていた輪島が身に付けた[2]。
脚注
編集- ^ 輪島功一 非難されたカエル跳びパンチは初世界戦で一回だけ NEWSポストセブン 2013年4月9日
- ^ “日本初の金メダルが、後に十字架となった《2020に伝えたい1964》”. 天狼院書店 (2020年3月9日). 2021年8月23日閲覧。