ガラパゴスハオリムシRiftia pachyptila)は、シボグリヌム科の生物の1種である。

ガラパゴスハオリムシ
分類WoRMS 2011
: 動物界 Animalia
: 環形動物門 Annelida
: 多毛綱 Polychaeta
亜綱 : Canalipalpata
: ケヤリムシ目 Sabellida
: シボグリヌム科 Siboglinidae
: ガラパゴスハオリムシ属 Riftia
: ガラパゴスハオリムシ R. pachyptila
学名
Riftia pachyptila M. L. Jones, 1981
英名
Giant tube worms

ガラパゴスハオリムシが最初に発見されたのは1977年。鮮やかな赤色の羽を持ち、口紅のようなチューブ状のルックスをしている。身体は消化管のような構造の栄養体部で成り立っているが、口や肛門はない。

特徴 編集

ミミズゴカイなどと同じ環形動物である。 全長は1.5m~3m。海底2500mぐらいの、熱水がふき出る場所の近くに生息。            

管(チューブ)を家にして住んでいる見た目から、チューブワームとも呼ばれる。石灰や海老・蟹の殻のような材質で出来ている管(チューブ)は、自分で作っており、寿命は100年以上とされる。ハオリムシの多くは、硫化水素という多くの生き物にとって有毒ガスが発生している場所の近くに住んでいて、口から何にも食べないかわりに、このガスを餌にして生きている。