ギタロン
概要編集
ギターを大きくしたような楽器であり、ギターよりも低い音(5度下の調弦)を有する。ギタロンの名称もスペイン語で「大きいギター」を表している。ギター同様、6本の弦を有する。フレットはない。
マリアッチ、アルゼンチン・タンゴで用いられる。
日本では独自の調弦(ギターの1オクターブ下)と姿勢(チェロのようにエンドピンで立てて膝の間に抱える)で演奏する用い方がある。
普及編集
フアン・マグリオがデビューしたばかりの頃は、アルゼンチン・タンゴに必須の楽器で、トロイロ・グレラ四重奏団が活動するころになっても現役の楽器だったが、モダン・タンゴの普及とともに一旦は忘れ去られた。
現在、ピリオド・タンゴの再評価によって陽が当たりつつある。