クリステン・ミッハル[1](Kristen Michal、1975年7月12日[2]-)はエストニアの政治家。2024年7月23日より首相を務める[1]エストニア改革党所属[1]。姓はミハルとも表記[3]

クリステン・ミッハル
Kristen Michal
(2012年撮影)
生年月日 (1975-07-12) 1975年7月12日(49歳)
出生地 タリン
出身校 タリン大学
アカデーミア・ノルド
所属政党 エストニア改革党

在任期間 2024年7月23日 -
大統領 アラル・カリス

気候大臣
内閣 第3次カヤ・カッラス内閣
在任期間 2023年4月17日 - 2024年7月23日

経済・インフラ大臣
内閣 第2次ターヴィ・ロイヴァス内閣
在任期間 2015年4月9日 - 2016年11月23日

司法大臣
内閣 第3次アンドルス・アンシプ内閣
在任期間 2011年4月6日 - 2012年12月10日
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経歴

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タリンに生まれ、1994-1999年にタリン大学で行政管理を学んだ後、2009年にアカデーミア・ノルドエストニア語版で法学を修め、2010-2014年にはタリン大学ロースクールエストニア語版に在学していた[2]

1996年に改革党に加入し、2004年にエストニア国会「リーギコグ」議員に初当選[2]。1999年から2011年にかけてタリン市議会英語版議員や首相顧問、改革党幹事長などを経験した[2]。2022年には国会経済委員長となっている[4]

2011年に第3次アンドルス・アンシプ内閣において司法大臣英語版となり、2015年に第2次ターヴィ・ロイヴァス内閣で経済・インフラ大臣英語版に任命された後、2023年からは第3次カヤ・カッラス内閣の気候大臣英語版を務めていた[2][5]

2024年6月にカッラスが次代の欧州連合外務・安全保障政策上級代表(EU外相)に指名されたことにより首相を辞任、7月22日に国会での投票において賛成64・反対27でミッハルの首相就任が可決され、クリステン・ミッハル内閣英語版が発足した[1][3][6][7]。これまでの政権と同様に中道右派の改革党と中道左派社会民主党英語版、およびリベラル政党の「エストニア200英語版」より構成された連立内閣となる[1][3][6]。就任当日の23日にウクライナゼレンスキー大統領やフィンランドオルポ首相と電話協議をしており、カッラス前首相の対ロシア強硬姿勢を継続する方針とみられる[3][8]

人物

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ミッハルはエストニア語の他、英語フィンランド語ドイツ語ロシア語も話す[2]。結婚はしていないが、政治顧問の女性エヴェリン・オラスと2000年代半ばからパートナーの関係にあり、オラスとの間には3人の息子が誕生している[2][9]。また、ミッハルはエストニア国防軍の予備役将校でもある[2]

出典

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公職
先代
レイン・ラング英語版
  司法大臣
2011-2012年
次代
ハンノ・ペフクル英語版
先代
ウルヴェ・パロ英語版
  経済・インフラ大臣
2015-2016年
次代
カドリ・シムソン英語版
先代
マディス・カッラス英語版
  気候大臣
2023-2024年
次代
ヨーコ・アレンデル英語版
先代
カヤ・カッラス
  首相
2024年 -
現職