クレメンス・ヘルスベルク
クレメンス・ヘルスベルク(ドイツ語: Clemens Hellsberg、1952年3月28日 - )は、オーストリア・リンツ出身のヴァイオリニスト。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の楽団長を17年間にわたって務めた。
クレメンス・ヘルスベルク Clemens Hellsberg | |
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基本情報 | |
生誕 | 1952年3月28日 |
出身地 | オーストリア、ウィーン |
職業 | ヴァイオリン奏者 |
経歴
編集1952年3月28日、オーストリア・リンツにて誕生。父オイゲン・ヘルスベルクにヴァイオリンの手ほどきを受ける。ウィーン国立音楽大学に入学しヴァイオリンを専攻、そのかたわらウィーン大学で音楽学を専攻した。
1976年、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の第2ヴァイオリン奏者となる(翌1977年には第1ヴァイオリン奏者に)。1980年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとなり、1997年に同楽団の楽団長に就任した。1979年からウィーン・フィルの文書保管所の委員を務め、音楽に関する数多くの記事を発表している。
2014年9月、幹部刷新にともなって62歳で楽団長を退任した。勇退の理由については、「楽団にいる間に次の世代に引き継ぎたかったのです。ウィーンフィルでの最後の3年間(65歳が定年)は、ひとりの音楽家として迎えたかったことも大きいですね」と語っている[1]。
出典
編集参考文献
編集- クレメンス・ヘルスベルク 著、芹沢ユリア 訳『王たちの民主制――ウィーン・フィルハーモニー創立150年史――』文化書房博文社、1994年10月10日。ISBN 4-8301-0703-0。