陘邑県(けいゆう-けん)は、中華人民共和国河北省にかつて存在した県。現在の定州市南東部に相当する。

中国地名の変遷
建置 戦国時代
使用状況 宋代に廃止
戦国苦陘県
苦陘県
前漢苦陘県
後漢漢昌県
三国魏昌県
西晋魏昌県
東晋十六国魏昌県
南北朝廃止(北斉)
隋昌県
唐昌県
陘邑県(742年)
五代陘邑県
北宋/廃止

戦国時代により設置された苦陘県を前身とする。後漢により漢昌県と改称、三国時代にはにより魏昌県と改称された。

南北朝時代になると北斉により一旦廃止されたが、隋朝が成立すると596年開皇16年)に隋昌県として再設置、621年武徳4年)には唐朝により唐昌県と改称された。742年天宝元年)に陘邑県と改称、宋代に廃止されている。