コルネリス・デッケル
コルネリス・ヘリッツゾーン・デッケル(Cornelis Gerritsz. Decker、1619年頃 - 1678年)はオランダの画家である。
コルネリス・デッケル Cornelis Decker | |
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![]() デッケル作「羊飼いのいる風景」 プラド美術館蔵 | |
生誕 | 1619年頃 ハールレム |
死没 | 1678年 ハールレム |
略歴編集
ハールレムに生まれたとされる。1640年にハールレムの聖ルカ組合に入会した画家のダヴィド・デッケル(David Decker)の兄と考えられている[1]。有名な風景画家、ヤーコプ・ファン・ロイスダール(c.1628-1682)の叔父の画家サロモン・ファン・ロイスダール(1602-1670)の弟子であったと推定されていて、1643年以前にハールレムの聖ルカ組合に入会した[2]。ヤーコプ・ファン・ロイスダールを中心とするハールレムの風景画家たちの一人として活動した。
デッケルのよく知られている作品としてはプラド美術館蔵の「羊飼いのいる風景」やアムステルダム国立美術館蔵の「機織りの仕事場」などがある。室内画も描いたが、建物が描かれた風景画を得意とした。当時一般的に行われていたことであるが、人物画の得意な、ヨハネス・リンゲルバッハやフィリップス・ワウウェルマン、アドリアーン・ファン・オスターデといった画家によってデッケルの描いた風景に人物画書き加えられた[2]。
作品編集
「機織りの仕事場」(1659)
アムステルダム国立美術館蔵
水辺の小屋の風景
アムステルダム国立美術館蔵
参考文献編集
- ^ David Decker in the RKD
- ^ a b Cornelis Gerritsz Decker in the RKD
外部リンク編集
- Slideshow op de site van de BBC
- Geïllustreerde bespreking van verschillende werken van Decker
- Een weversinterieur, Museum Boijmans Van Beuningen, Rotterdam