サクラ・パーク
サクラ・パーク(Sakura Park)は、ニューヨーク市マンハッタン区モーニングサイド・ハイツの北端に位置する公園である[1]。公園は、南のリバーサイド教会、東のマンハッタン音楽学校、西のグラントの墓、それに北のインターナショナル・ハウスに囲まれており、小さいが、歴史があり、ニューヨーク市公園システムの一部となっている。
サクラ・パーク | |
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ダウンタウンから見た公園。前には東屋、その後ろにはリバーサイド教会の塔が見える | |
分類 | 都市公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯40度48分47.05秒 西経73度57分43.62秒 / 北緯40.8130694度 西経73.9621167度 |
面積 | 2.067エーカー (0.836 ha) |
運営者 | ニューヨーク市公園課 |
現況 | 年中オープン |
公園はもともと、クレアモント・パークと呼ばれていたが、ニューヨーク日本人居住者委員会が1912年に、2,500本の桜を市に寄贈した後、改名された[2][3][4]。もともと、ジョン・ロックフェラーが所有し、リバーサイド・パークの拡張に使用するため、ニューヨーク市が購入したこの土地は、1932年から2年間、美化のためにロックフェラーから財政援助を受けた。東にはクレアモント・アベニューが接している。この道は高さが低く、公園が拡張されたとき、控え壁、擁壁が造られた。
1960年、ニューヨークが東京の姉妹都市となったとき、東京から灯籠が贈り物として寄贈された。当時日本の皇太子であった明仁親王(明仁上皇)は、献上式に出席した。明仁親王は、皇太子妃と共に、1987年10月9日に再びここを訪れ、灯籠を再度寄贈した[5]。
公園には、彫刻を委任した委員会により、要求されたものがかわり、悩まされたというガットスン・ボーグラムによる、ダニエル・バターフィールド像がある。像は、リバーサイド・ドライブを挟んでグラントの墓に面するように設計されており、バターフィールドが南北戦争で貢献した大統領に見えるようになっている。
庭園は成長したリンデンの木のある2つの歩道に沿ってつくられており、2つの歩道の間には、東屋のある芝生があり、桜の木が植えられている。桜が満開となる時期には、日系人が木の下でピクニック・ブランケットを広げ、花見をする。花は、スノードロップから始まり、チューリップに続いて、春には桜が満開となる。
関連項目
編集出典
編集- ^ “Sakura Park - Historical Sign”. New York City Department of Parks & Recreation. 2010年2月26日閲覧。
- ^ “Sakura Park”. Consulate General of Japan in New York. 2010年2月26日閲覧。
- ^ “Cherry Walk - Historical Sign”. New York City Department of Parks & Recreation. 2010年2月26日閲覧。
- ^ Simons, Justine (12 April 2012). The New York Times. http://cityroom.blogs.nytimes.com/2012/04/12/largely-forgotten-a-blossoming-gift-of-friendship/?scp=1&sq=Sakura%20Park&st=cse
- ^ French, Howard W. (October 10, 1987). “Japanese Prince Visits Harlem”. The New York Times 2010年2月26日閲覧。