メインメニューを開く

概要編集

前史編集

1980年代末より、コーヒー価格の暴落やメキシコ憲法第27条の改正。農園主が雇った白色警備隊による右翼テロの横行など、チアパスで暮らす先住民(インディオ)にとって抑圧的な状況が続いていた[1]

そして1994年、NAFTAによって貿易関税が消失すると、チアパスのトウモロコシ農業が安いアメリカ産の流通により壊滅状態に陥る可能性が勃発し、それに反発する先住民達によってサパティスタ民族解放軍が結成。サパティスタはチアパス州ラカンドンにおいて武装蜂起を行い、監獄や兵舎を襲撃した[1]

交戦編集

サパティスタは3000人ほどの、貧弱な武装をした先住民のゲリラに過ぎなかったものの、政府側はメキシコ軍を派遣して包囲攻撃を行い、徹底的な鎮圧を図った。サパティスタが潜伏しているとみられる先住民の集落に対し空爆を行い、その後特殊部隊が派遣され、ゲリラ達を次々と掃討していった[2]。これらの戦闘は、合計12日間続いた。

休戦編集

しかし、メキシコ都市部の市民がこの反乱に注目すると、メディアや大規模な街頭行動を通じて、交戦双方への休戦を呼びかけた[1]。これを受けて政府側は停戦を宣言し、サパティスタ側も対話路線に転換を図った。

その他編集

脚注編集

  1. ^ a b c [1]
  2. ^ ヨアン・グリロ『メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』山本 昭代訳、現代企画室、2014年(原著2012年)。ISBN 4773814047