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サム・グッドマン

オーストラリアのプロボクサー (1998-)

サム・グッドマン（Sam Goodman 、1998年10月10日 - ）は、オーストラリアのプロボクサー。ニューサウスウェールズ州アルビオンパーク（英語版）出身。

サム・グッドマン
基本情報
本名 サム・グッドマン
通称 The Beast of Australia（豪州の野獣）[1]
階級 スーパーバンタム級
身長 169cm
リーチ 169cm
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
誕生日 (1998-10-10) 1998年10月10日（26歳）
出身地 ニューサウスウェールズ州アルビオンパーク（英語版）
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 19
勝ち 19
KO勝ち 8
敗け 0
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来歴

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9歳でボクシングを始め、10歳で初めてアマチュアの試合に出場[2]。アマチュア時代、バンタム級で世界ユース3位やオセアニア選手権Vなどの実績を持つ。2018年4月にプロ転向[3]。

2022年5月11日、ニューカッスルで富施郁哉（ワタナベ）と自身が持つWBOオリエンタルスーパーバンタム級王座と空位のIBFインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座を賭け対戦し、10回3-0（98-91、98-91、98-91）の判定勝ちを収めWBOオリエンタル王座の初防衛に成功、IBFインターコンチネンタル王座の獲得にも成功した[4][5]。

2023年3月11日、シドニーのシドニー・スーパードームにて元IBF世界スーパーバンタム級王者テレンス・ジョン・ドヘニーとスーパーバンタム級契約10回戦を行い、10回3-0（100-89、98-92、97-92）の判定勝ちを収めた[6]。

2023年6月18日、ゴールドコーストにて元WBA世界スーパーバンタム級暫定王者のライース・アリームとIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦を行い、2-1（117-111、112-116、116-112）の判定勝ちを収め、マーロン・タパレスへの挑戦権を獲得した[7][8]。

2023年8月18日、WBOが最新ランキングを発表し、グッドマンはWBO世界スーパーバンタム級1位にランクされた[9]。

2023年10月15日、クイーンズランド州ブロードビーチ（英語版）のゴールドコーストコンベンション&エキシビション・センター（英語版）でミゲル・フローレスと対戦し、12回3-0（120-105、120-105、118-107）の判定勝ちを収めた[10][11][12]。

2024年3月13日、ウロンゴンのWINエンターテインメント・センター（英語版）でマーク・シュライブスとスーパーバンタム級10回戦を行い、4回TKO勝ちを収めた[13][14]。

2024年7月10日、ウロンゴンのWINエンターテインメント・センターでWBC世界スーパーバンタム級8位のチャイノイ・ウォラウット（英語版）とスーパーバンタム級12回戦を行い、12回3-0（117-111、117-113、119-109）の判定勝ちを収めた[15][16][17]。

2024年12月24日、有明アリーナにて井上尚弥と対戦予定だったが、14日にスパーリング中に左目上をカットしたため、試合は2025年1月24日に延期となった[18][19]。

2025年1月11日、グッドマンがスパーリング中に左目上を再びカットしたとして、井上への挑戦辞退が発表された[20]。

2025年1月15日、WBOはグッドマン陣営に左目上のカットについての診断書を10日以内に提出するよう命じた。提出に応じない場合は井上への挑戦権を剝奪することとなる[21][22]。

2025年2月7日、IBFが最新の世界ランキングを発表しグッドマンが世界戦のキャンセルを練習中の負傷による正当なものと認めIBF・WBO世界スーパーバンタム級1位に据え置き、井上への挑戦権を維持した[23]。

戦績

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  • アマチュアボクシング：25戦 18勝 7敗
  • プロボクシング：19戦 19勝 (8KO) 無敗
戦 日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2018年4月13日 ☆ 2R 0:45 TKO プーファ・ポーノブノン   タイ プロデビュー戦
2 2018年8月19日 ☆ 8R 判定3-0 リチャード・ロケット   オーストラリア
3 2018年10月27日 ☆ 6R 判定3-0 シャマルラム・アヌジ   フィジー
4 2019年3月29日 ☆ 6R 判定3-0 サンプリス・フォトサラ   オーストラリア
5 2019年7月27日 ☆ 3R 2:37 TKO クラウデバン・シーシー   フィリピン
6 2019年11月16日 ☆ 3R 2:07 TKO スナルディ・ガンボア   インドネシア
7 2020年3月7日 ☆ 1R 2:45 TKO ノルディ・マナカネ   インドネシア
8 2021年4月10日 ☆ 6R 判定3-0 ダニエル・カー   オーストラリア
9 2021年6月16日 ☆ 6R 1:17 TKO ノート・ボーシャン   ニュージーランド ANBFオーストラリアフェザー級王座決定戦
10 2021年12月22日 ☆ 6R 0:48 TKO リッチー・メプラナム   フィリピン WBOオリエンタルスーパーバンタム級王座決定戦
11 2022年5月11日 ☆ 10R 判定3-0 富施郁哉（ワタナベ）   日本 IBFインターコンチネンタルスーパーバンタム級王座決定戦
WBOオリエンタル防衛1
12 2022年7月20日 ☆ 8R 1:26 TKO ファン・ミゲル・エロルデ   フィリピン IBFインターコンチネンタル防衛1・WBOオリエンタル防衛2
13 2022年10月8日 ☆ 10R 判定3-0 ジェイソン・クーパー   オーストラリア WBOオリエンタル防衛3
14 2023年3月11日 ☆ 10R 判定3-0 テレンス・ジョン・ドヘニー   アイルランド IBFインターコンチネンタル防衛2・WBOオリエンタル防衛4
15 2023年6月18日 ☆ 12R 判定3-0 ライース・アリーム   アメリカ合衆国 IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦
16 2023年10月15日 ☆ 12R 判定3-0 ミゲル・フローレス   アメリカ合衆国
17 2023年12月15日 ☆ 12R 判定3-0 リウ・ジョン   中華人民共和国
18 2024年3月13日 ☆ 4R 3:00 TKO マーク・シュライブス   オーストラリア
19 2024年7月10日 ☆ 12R 判定3-0 チャイノイ・ウォラウット   タイ
20 2025年5月14日 セサール・バカ・エスピノーサ   メキシコ
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獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ “井上尚弥へ「豪州の野獣」が挑戦状　タパレス戦後に16戦全勝世界ランカー「俺たちは待っている」”. THE ANSWER (2023年11月3日). 2023年11月3日閲覧。
  2. ^ “「ネリほどパワーはないのだが…」井上尚弥と交渉開始、サム・グッドマン（25歳）とは何者か？ 東京ドームで直撃「モンスターも人間だった」”. Number Web (2024年5月10日). 2024年5月10日閲覧。
  3. ^ “【ボクシング】井上尚弥自ら次戦言及、日本で９月グッドマン戦決定的　２団体で１位の18戦無敗男”. 日刊スポーツ (2024年5月6日). 2014年5月6日閲覧。
  4. ^ “ライト級世界ランカー三代大訓がオーストラリアで勝利、富施郁哉は地域王座戦に敗れる”. ボクシングニュース (2022年5月11日). 2022年5月11日閲覧。
  5. ^ “世界ランカー三代大訓が初海外戦で判定勝利　豪メディア高評価「なんというパフォーマンス」”. 日刊スポーツ (2022年5月11日). 2022年5月11日閲覧。
  6. ^ “Tim Tszyu vs. Tony Harrison results: Aussie sets up undisputed clash with ninth-round KO victory” (英語). The Sporting News (2023年3月12日). 2023年3月13日閲覧。
  7. ^ “チュー、オカンポを初回で沈める　チャーロ挑戦は9月にも　WBO･S･ウェルター級暫定”. Boxing News（ボクシングニュース） (2023年6月18日). 2023年6月18日閲覧。
  8. ^ “Sam Goodman Rallies in Second Half, Decisions Ra'eese Aleem in IBF Eliminator” (英語). Boxing Scene.com (2023年6月18日). 2023年6月19日閲覧。
  9. ^ “【ボクシング】ＷＢＯが最新世界ランク発表　井上尚弥に８回ＴＫＯ負けしたフルトンはフェザー級５位にランクイン　スーパーバンタム級１位はグッドマン”. サンスポ (2013年8月19日). 2023年8月19日閲覧。
  10. ^ “豪州の星 チューがWBO･S･ウェルター級王座防衛　3団体統一王者チャーロ戦アピール”. Boxing News（ボクシングニュース） (2023年10月15日). 2023年10月15日閲覧。
  11. ^ “Sam Goodman Drops Miguel Flores With Body Shot, Wins Wide Decision On Tszyu-Mendoza Card” (英語). Boxing Scene.com (2023年10月15日). 2023年10月16日閲覧。
  12. ^ “Undercard Results from Australia” (英語). Fightnews.com (2023年10月15日). 2023年10月16日閲覧。
  13. ^ “Sam Goodman vs. Mark Schleibs full card results: Hometown hero scores fourth-round stoppage victory” (英語). The Sporting News (2024年3月13日). 2024年3月14日閲覧。
  14. ^ “井上尚弥への挑戦を熱望　IBF&WBO1位グッドマンが地元オーストラリアでTKO勝ち”. Boxing News（ボクシングニュース） (2024年3月14日). 2024年3月14日閲覧。
  15. ^ “S･バンタム級1位グッドマン　ランカー対決でチャイノイに3-0判定勝ち　左拳を負傷”. Boxing News（ボクシングニュース） (2024年7月11日). 2024年7月11日閲覧。
  16. ^ “Sam Goodman breaks hand but wins to stay on track for Naoya Inoue” (英語). Boxing Scene.com (2024年7月10日). 2024年7月11日閲覧。
  17. ^ “#1 Goodman defeats #8 Worawut” (英語). Fightnews.com (2024年7月10日). 2024年7月11日閲覧。
  18. ^ “【ボクシング】井上尚弥、グッドマン戦1カ月延期に「楽しみにしてくれてた方々には申し訳ないです。お互い最高の状態で闘おう」”. サンスポ (2024年12月14日). 2024年12月14日閲覧。
  19. ^ “Sam Goodman suffers cut over left eye; fight with Naoya Inoue postponed until January 24” (英語). Boxing Scene.com (2024年12月14日). 2024年12月15日閲覧。
  20. ^ “Sam Goodman out, but Naoya Inoue could remain on January 24 date vs replacement” (英語). Boxing Scene.com (2025年1月11日). 2025年1月12日閲覧。
  21. ^ “【ボクシング】WBOが井上尚弥との世界戦をキャンセルしたグッドマン陣営に詳細な診断書提出を命じる　従わない場合は指名挑戦権剝奪”. サンスポ (2015年1月16日). 2025年1月16日閲覧。
  22. ^ “WBO want answers from Sam Goodman regarding his injury” (英語). Boxing Scene.com (2025年1月16日). 2025年1月17日閲覧。
  23. ^ “【ボクシング】IBFが最新の世界ランク発表　井上尚弥との世界戦をキャンセルしたグッドマンは1位据え置き　指名挑戦権維持か”. サンスポ (2025年2月8日). 2025年2月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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