シュテファン・ロッホナー

シュテファン・ロッホナー(Stefan Lochner, 1400年メーアスブルク - 1451年ケルン、死因はペストの可能性がある)は、ゴシック後期のドイツ画家[1]

ロッホナー『薔薇垣の聖母』(1450年頃)


ロッホナーの作風は、ゴシックの鮮やかな色彩を伴う流れるような線と、フランドル派の影響を受けた写実描写ならびにディテールへの繊細なこだわりを融合させたものである。

ロッホナーは主にケルンで活動したが、代表作は都市参事会礼拝堂(Ratskapelle)のために制作した3枚折りのアルターピース(祭壇飾り)、『三王祭壇画』[2]とされる(完成は1440年から1445年ころで、現在はケルン大聖堂にあり、「大聖堂祭壇」(Dom-Altar)と言われる)。ロッホナーの作風を典型的に表しているものといえば、『薔薇垣の聖母』(Muttergottes in der Rosenlaube)で、満開の薔薇が咲くあずまやで休んでいる聖母子と、ロッホナー特有の子供の姿をした天使たちが描かれている。1450年から1451年にかけての制作とされ、ケルンのヴァルラーフ・リヒャルツ博物館に展示されている。

参考文献編集

  • Horst Keller:Wallraf-Richartz-Museum Köln. München/Zürich: Schnell & Steiner 1965, S. 6 (AUfnahme) und 7 (Text).
  • Alfred Stange: Deutsche Spätgotische Malerei 1430-1500. Königstein im Taunus: Karl Robert Langewiesche Nachfolger Hans Köster 1965, S. 4-5 (Text), S. 14, 15, 17 und 21 (Aufnahmen).
  • Lexikon des Mittelalters. Bd. V. München/Zürich: Artemis & Winkler 1991 (ISBN 3-8508-8905-X), Sp. 2064-2065. (F.G.Zehnder: "Lochner, Stefan")

脚注編集

  1. ^ Lexikon des Mittelalters. Bd. V. München/Zürich: Artemis & Winkler 1991 (ISBN 3-8508-8905-X), Sp. 2064-2065. (F.G.Zehnder: "Lochner, Stefan")
  2. ^ 秋山聰は『聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形』 講談社 2009 (ISBN 978-4-06-258441-8)、206頁において「ケルン市の聖遺物の集団肖像画」と呼んでいる。