シンガポール・ライオンズ (初代)

シンガポール・ライオンズとは、マレーシアサッカーリーグに属していたシンガポールのクラブチームである。

シンガポールFA(シンガポール・ライオンズ)
原語表記 Football Association of Singapore
愛称 ライオンズ
創設 1921
解散 1995
所属リーグ シンガポール全国リーグ
所属ディビジョン 1部(1995年)
ホームスタジアム シンガポール国立競技場
収容人数 55,000
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

概要 編集

1921年マレーシアサッカー協会が発足し、その最初の公式戦としてマレーシアカップが開催されたと同時にシンガポールサッカー協会クラブ(シンガポールFA)は結成。当時のマレーシアサッカーにおいては当チームとセランゴールFAの2強が中心であり、シンガポールFAは国家独立後もマレーリーグに属し、1970年代まで19回の優勝を誇る強豪クラブであった。サポーターは、シンガポールの国名の由来のサンスクリットにちなみ「シンガポール・ライオンズ」というニックネームをつけたほどである。

その後1980年代は低迷が続き、優勝は1985年以後遠ざかり、優勝争いはクアラルンプールFAなどに譲る状態が続き、主力選手もライオンズから離れるという事態も続いていた。低迷打破のため1990年代に戦力補強による底上げを行い、1994年のシーズンで9年ぶりにマレーシアリーグを制覇するとともに、マレーシアカップも優勝。「マレーシア2冠」に輝いた。ところが八百長疑惑が起きたため、マレーシアサッカー協会はこの年限りでライオンズをリーグから追放(除名)することを決定し、1995年はSリーグの前身となる「シンガポール国内リーグ」に参加し、優勝してこの年限りで事実上解散。シンガポール協会は自国のサッカーレベル強化に努めるため1996年から日本のJリーグを模範とした「Sリーグ」を立ち上げて、国内各地にチームを結成するようになった。

その後、ライオンズの撤退から18年が経過した2012年、マレーシア・シンガポールの両協会は、両国の若手選手の国際経験を積ませることを念頭に、若手選手によるクラブチームを互いの国内リーグに派遣させることを発表。シンガポール側はシンガポール・ライオンズXIIをマレーリーグに、逆にマレー側はハリマウ・ムダ(ヤング・タイガース)をSリーグにそれぞれ派遣(招待参加)させることになった。

主なタイトル 編集

  • マレーシアカップ 優勝:24回
    • 1921, 1923, 1924, 1925, 1928, 1929, 1930, 1932, 1933, 1934
      1937, 1939, 1940, 1941, 1950, 1951, 1952, 1955, 1960, 1964
      1965, 1977, 1980, 1994
  • マレーシア1部リーグ 優勝:4回
    • 1979, 1981, 1985,1994
  • 旧シンガポール全国リーグ優勝:1回
    • 1995

出典 編集