ジェイソン・グッドウィン
ジェイソン・グッドウィン(Jason Goodwin、1964年 - )は、イギリスの小説家、歴史家。ケンブリッジ大学でビザンツ帝国について学んだ。著書"The Gunpowder Gardens or, A Time For Tea: Travels in China and India in Search of Tea" が好評を博し、ポーランドからイスタンブールを旅し、その体験を基に著した"On Foot to the Golden Horn" で、1993年にジョン・ルウェリン・ライス賞[2]を受賞した。
ジェイソン・グッドウィン Jason Goodwin | |
---|---|
誕生 | 1964年??月??日 |
職業 | 作家、歴史家 |
言語 | 英語 |
国籍 | イギリス |
最終学歴 | ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ[1] |
ジャンル | スリラー |
代表作 | 『イスタンブールの群狼』 |
主な受賞歴 | エドガー賞 長編賞(2007年) |
配偶者 | ケイト・グッドウィン |
子供 | 4人 |
親族 |
ジョーカスタ・イネス(母) ジョン・ミッチェル(実父) |
続いて発表した"Lords of the Horizons: A History of the Ottoman Empire" は『ニューヨーク・タイムズ』のブック・レビューで取り上げられた。2007年、19世紀のイスタンブールを舞台に、宦官のヤシムが活躍する『イスタンブールの群狼』(原題:The Janissary Tree )でエドガー賞 長編賞を受賞し、より有名になり、同作から始まるシリーズは40か国語以上に翻訳されている。
ヤシム・シリーズの第3作"The Bellini Card" は舞台をベニスに移した。第4作"An Evil Eye" はオスマン帝国のスルタン(皇帝)のハレムを舞台としている。
作家でジャーナリストのジョーカスタ・イネスと、作家ジョン・ミッチェルを両親に持つ[3]が、生まれる前に別れており、初めて実父に会ったのは、1992年、28歳の時だった[4]。実際に育ててくれたのは、母の最初の夫となった映画プロデューサーのリチャード・B・グッドウィンであった[5]。イギリスのテレビプロデューサーのデイジー・グッドウィンは異父妹[5]。既婚者で、4人の子供がいる。
著書
編集- A Time For Tea: Travels in China and India in Search of Tea
- On Foot to the Golden Horn
- Lords of the Horizons: A History of the Ottoman Empire
- Greenback: The Almighty Dollar and the Invention of America
- オスマン帝国 ヤシム・シリーズ
- イスタンブールの群狼 The Janissary Tree ( 2006年 / 2008年1月 早川書房 和爾桃子訳)
- イスタンブールの毒蛇 The Snake Stone ( 2007年 / 2009年4月 早川書房 和爾桃子訳)
- The Bellini Card (2008)
- An Evil Eye (2011)
- The Baklava Club (2014)
出典・脚注
編集- ^ “Jason Goodwin LinkdIn” 2022年7月16日閲覧。
- ^ (イギリス連邦を含む)イギリス国内で出版され、35歳以下の著者が英語で執筆した優れた文学作品(フィクション・ノンフィクション・演劇・詩)に与えられる賞。イギリスで2番目に古い文学賞。
- ^ Obituary: John Michell, The Daily Telegraph, 8 May 2009
- ^ "John Michell, Counterculture Author Who Cherished Idiosyncrasy, Dies at 76", New York Times, May 2, 2009.
- ^ a b Obituary: Jocasta Innes, telegraph.co.uk, 23 April 2013