ジャンヌ・レーネ(Jeanne Laisné、1454年[1] - ?)は、1472年のフランスボーヴェの攻城戦で勇敢に戦った女性である。ジャンヌ・フルケ(Jeanne Fourquet)とも呼ばれ、ジャンヌ・アシェット(Jeanne Hachette、手斧のジャンヌ)のあだ名で知られる。

ボーヴェのジャンヌ・アシェットの銅像(ヴィタール・ガブリエル・デュブレイフランス語版作)

ジャンヌは農民の娘だった[2]

1472年6月27日、ブルゴーニュ公シャルルの軍隊によるボーヴェの占領を阻止したことで知られている。そのとき町を守っていたのは、ルイ・ド・バラニー(Louis de Balagny)が指揮する武装した兵士わずか300人だけだった。

しかし、ジャンヌは手斧を片手に、城壁を登って旗を立てたブルゴーニュ公の兵士に襲いかかり、堀に投げ込んで旗を引き裂き、ボーヴェ守備隊の勇気を取り戻した。フランス王ルイ11世はジャンヌの英雄的行為に感謝し、ボーヴェで「突撃の行列」と呼ばれる行列を制定し、ジャンヌと恋人コリン・ピロン(Colin Pilon)を結婚させ、2人に恩恵を与えた[3]。毎年6月の最後の週末には、ジャンヌの行いを記念してボーヴェの通りで行列が行われる[4]

ボーヴェにはジャンヌの銅像フランス語版が建てられ、1851年7月6日に除幕された。ボーヴェの詩人ファニー・デノワ・デ・ヴェルニュ英語版(1798-1879)が『ジャンヌ・アシェットあるいはボーヴェの包囲』という詩を作り、除幕式で朗読した[5][6]

文化において

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脚注

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  1. ^ Jeanne Hachette, la guerrière” (Jul 30, 2008). Jul 5, 2020閲覧。
  2. ^ Hilowitz, Beverley (1974-01-01) (英語). A Horizon guide: great historic places of Europe. American Heritage Pub. Co.; book trade distribution by McGraw-Hill. ISBN 9780070289154. https://archive.org/details/horizonguidegrea00hilo 
  3. ^ See Georges Vallat, Jeanne Hachette (Abbeville, 1898).
  4. ^ Clayton, Ellen C (Sep 20, 2018). Female Warriors. p. 87. ISBN 9783734039904. https://books.google.com/books?id=6SlwDwAAQBAJ&pg=PA87 
  5. ^ Walsh, William Shepard (1897-01-01) (英語). Curiosities of Popular Customs ... Illustrated. https://books.google.com/books?id=BSlDAQAAMAAJ 
  6. ^ Renet, M. (1898). Beauvais et le Beauvaisis dans les temps modernes, époque de Louis XI et de Charles le Téméraire (1461-1483), siège de Beauvais, Jeanne-Hachette (in French). p. 577.

  この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Hachette, Jeanne". Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 12 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 793.

北緯49度25分48秒 東経2度4分56秒 / 北緯49.43000度 東経2.08222度 / 49.43000; 2.08222座標: 北緯49度25分48秒 東経2度4分56秒 / 北緯49.43000度 東経2.08222度 / 49.43000; 2.08222