ジャンボ 久世(じゃんぼ くぜ、1952年8月20日 - )は日本女優ダンサー。本名は苦瀬静枝[1]。所属事務所は植松芸能事務所[2]。1970年代から日劇ミュージックホールの看板ストリッパーとして活躍した。

概要 編集

東京都北区生まれ[2]川村学園高校を卒業後、ゴーゴーガールのバイト中に荒木一郎にスカウトされ芸能界入り[2][3]。1974年、日活『江戸艶笑夜話・蛸と赤貝』に本名で端役出演[2]。一時、赤坂のクラブ「コルドン・ブルー」で踊り子となったが[3]、1975年から日劇ミュージックホールストリッパーとして出演し始めた[2]。芸名の「ジャンボ」の由来は、103cmのバストサイズにちなんだものだという[1]。1978年3・4月公演の『春風に舞うバタフライ』で日劇ミュージックホール・イーリス賞を受賞するなど[2]、日劇末期の看板女優として活躍した[2][3]

1983年8月公演の『演歌inエロス〜女からおんなへ!』への出演を最後に日劇から引退した[2]。突然の引退で失踪説も流れたが、2000年9月に舞台『桃色の葡萄の味』(劇団未来劇場第75回公演)で舞台女優として復帰した[3]

出演歴 編集

映画 編集

  • 『江戸艶笑夜話・蛸と赤貝』(1974年) - デビュー作[2]
  • 『夫婦秘戯くらべ』(1976年)
  • 『若い貴族たち 13階段のマキ』(1975年) - ミッチー役[4]

脚注 編集

  1. ^ a b ジャンボ久世 (1976). “私の名前 大きい悩み ジャンボ久世”. オール讀物 31 (7): 285. 
  2. ^ a b c d e f g h i “早すぎたフィナーレ 消えゆく日劇MHから失踪したジャンボ久世はいま!?”. 週刊平凡 26 (11): 36-38. (1984年4月13日). 
  3. ^ a b c d “『桃色の葡萄の味』カムバックする日劇MHのスター”. 週刊実話 43 (49): 204-205. (2000年09月28日). 
  4. ^ 若い貴族たち 13階段のマキ : 作品情報”. 映画.com. 2022年1月14日閲覧。

参考文献 編集