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ジュニア・コルト (Junior COLT) は、アメリカ銃器メーカーであるコルト (Colt Patent Firearms) 社がスペインで生産して輸入販売し、後に自社生産した自動拳銃である。

Junior COLT(COLT .25Auto)
Junior COLT(COLT .25Auto)
種類 自動拳銃
製造国 スペインの旗 スペインアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
設計・製造 アストラ社/コルト
仕様
口径 .25口径(0.25インチ 6.35mm)
銃身長 58.4 mm
使用弾薬 .25ACP弾
装弾数 6+1発
作動方式 シングルアクション、ストレートブローバック ハンマー方式
全長 111.8 mm
重量 368 g
歴史
製造期間 1958年 - 1968年(アストラ社)
1970年 - 1974年(コルト社)
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本銃はジュニア・コルトのほか、コルト・ジュニア (COLT Junior)、コルト.25オート (COLT .25 Auto) などさまざまな名称で呼ばれ、一般的にはコルト・ベストポケットと並び、.25オート (.25 Auto) の名称で知られる。

本項では「ジュニア・コルト」と呼称する。

概要編集

本銃の輸出元のスペインでの生産元はアストラ社 (Astra-Unceta y Cia SA) で、オリジナル名はアストラ・カブ (Astra Cub)、またはアストラ2000 (Astra 2000/Astra M2000) である。

護身用として広く用いられた小型拳銃であるベスト・ポケットが生産を終了した後、それに代わるものとしてコルト社は1958年よりアストラ社にアストラ・カブ (M2000) をコルトブランドに仕様変更させたものを生産させて輸入し、引き続きベスト・ポケットの流通ラインにて販売した。輸入総数は64,000丁余りである。

アメリカでは1968年に輸入銃器への規制が行なわれたため、スペインからの輸入が不可能となり、コルト社は1970年より仕様を多少変更してアメリカ国内での製造に切り替え、純粋なコルト社製品として1974年まで生産した。

構成編集

.25口径(0.25インチ)で6発+1発のストレートブローバック、ハンマー方式の小型拳銃である。

外見はコルト・ベスト・ポケット、もしくはFN Babyに近く、銃把(グリップ)部がやや長いものの全長や総重量はほぼ同じだが、露出ハンマー型になり、マニュアルセフティもトリガーガードの付け根に移動し、ベスト・ポケットにくらべて少し無骨なデザインとなっている。内部機構も同じストレートブローバックであるが、ストライカー方式(銃に内蔵された撃針によって発火させる方式)ではなく、撃針を外部の撃鉄(ハンマー)が叩いて撃発する方式で、ベレッタ社製の小型拳銃に近い別の機構である。

なお、スライドとバレル、マガジンほかを交換して.22Short弾を使用できるコルト社公式のコンバージョンキットも販売された。

関連項目編集