ジョン・ミュース(John Fraser Muth、1930年9月27日 - 2005年10月23日)は、アメリカ合衆国で生まれた経済学者。ミュースはミクロ分析の領域で、経済主体は利用可能なすべての情報を使用して合理的に期待を形成する、という合理的期待形成を提示した。その後、ロバート・ルーカスフィン・キドランドエドワード・プレスコットトーマス・サージェントなど多くの経済学者によって、マクロ経済学にも利用されている。

ジョン・ミュース
カーネギー学派
生誕 (1930-09-27) 1930年9月27日
死没 2005年10月23日(2005-10-23)(75歳)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究機関 カーネギーメロン大学
研究分野 数理経済学
母校 カーネギーメロン大学
影響を
与えた人物
ロバート・ルーカス
フィン・キドランド
エドワード・プレスコット
ネイル・ウォーレス
トーマス・サージェント
受賞 Alexander Henderson Award (1954)
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略歴 編集

業績 編集

『計画生産、在庫、および労働力』(1960年) 編集

  • カーネギーメロン大学のThe Graduate School of Industrial Administration(GSIA)において、チャールズ・ホルトとフランコ・モディリアーニのグループ、およびジョン・ミュースハーバート・サイモンのグループが企業についての問題を共同研究し本を出版した。彼らの目標は扱いやすいオペレーション・ルールを得ることであったが、一致というより二つの解法へと導いた。

「最適資産の指数加重された予想」(1960年) 編集

「合理的期待と価格動向の理論」(1961年) 編集

  • ミュースは、農産物価格について合理的期待形成仮説を述べた。したがって、ミクロ分析の領域の論文であった。

その後の発展 編集

文献 編集

  • (チャールズ・ホルト、フランコ・モディリアーニハーバート・サイモンと共著)Planning Producticon, Inventories, and Work Force, 1960
  • “Optimal Properties of Exponentially Weighted Forecasts”, Journal of the American Statistical Association, 55(290), PP299-306, 1960
  • “Rational Expectations and the Theory of Price Movements”, Econometrica, 29, PP315-335, 1961
  • (ジェラルド・トンプソン、ピーター・ウィンターズと共著)Industrial Scheduling, Prentice-Hall international series in management, Englewood Cliffs, N.J.: Prentice-Hall, 1963

関連項目 編集

外部リンク 編集