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スクート・ヘンダーソン

アメリカのバスケットボール選手 (2004-)

スターリング・ヘンダーソン（Sterling Henderson, 2004年2月3日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州マリエッタ出身のプロバスケットボール選手。NBAのポートランド・トレイルブレイザーズに所属している。ポジションはポイントガード。登録名のスクートは愛称。

スクート・ヘンダーソン
Scoot Henderson
ポートランド・トレイルブレイザーズ  No.00
ポジション PG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (2004-02-03) 2004年2月3日（20歳）
出身地 ジョージア州マリエッタ
身長 191cm (6 ft 3 in)
体重 92kg (203 lb)
シューズ プーマ[1]
キャリア情報
高校 カールトン・J・ケル高等学校（英語版）
NBAドラフト 2023年 / 1巡目 / 全体3位[1]
プロ選手期間 2021年–現在
経歴
2021–2023NBAGリーグ・イグナイト
2023–ポートランド・トレイルブレイザーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴 編集

生い立ち 編集

ジョージア州マリエッタで生まれ育つ。両親は361°のトレーニングファクトリーを経営している。7人姉弟の下から2番目で、3人の姉もNCAAのディビジョンIでプレーするバスケットボール選手だった。赤ん坊の頃に床を素早く移動する姿から、スクート（Scoot）という愛称をつけられた[2]。

ハイスクール 編集

3歳上の兄C・Jが在籍していたカールトン・J・ケル高等学校（英語版）に入学。1年目のシーズンは主にベンチからの出場となった。

2年目のシーズン、州大会1回戦でキャリアハイとなる49得点を記録し、勝利に貢献した[3]。同大会では平均24得点を記録してチームをベスト4まで導いた[4]。

3年目のシーズンは平均32得点を記録。チームを州大会優勝に導き、州の最優秀選手賞を受賞した[5][6]。

その後、学年変更して卒業を1年早め、プロ転向することを発表した[7]。

リクルート 編集

世代トップクラスのポイントガードとして注目を集めた。ジョージア大学やオーバーン大学からオファーを受けていたが、大学へは進学せずNBAGリーグでプレーすることを発表した[8]。

高校生アスリートのリクルート情報(アメリカのカレッジスポーツ)
氏名 出身 高校 / 大学 身長 体重 コミット日
スクート・ヘンダーソン
PG 		マリエッタ カールトン・J・ケル高等学校 6 ft 3 in (1.91 m) 181 lb (82 kg) — 
リクルート スターレーティング（英語版）: Scout: N/A   Rivals:    247Sports:     ESPN:    ESPNグレード: 92
全リクルート順位:   Rivals: 13  247Sports: 10  ESPN: 7
  • 注意: 多くの場合、Scout、Rivals、247Sports、ESPNの間で身長、体重が一致しない可能性がある。
  • これらの場合、平均をとっている。ESPNグレードは100ポイントスケールに基づいている。

出典:

NBAGリーグ・イグナイト 編集

2021年5月21日にNBAGリーグ・イグナイトと2年総額100万ドルの契約を結んだ[9]。

2021-22シーズンは開幕前に肋骨を痛めて出遅れた。2021年11月17日のサウスベイ・レイカーズ戦でプロデビューした[10]。当時17歳であり、Gリーグでプレーした史上最年少の選手となった[11]。続くサンタクルーズ・ウォリアーズ戦でキャリアハイとなる31得点を記録した[12]。2022年2月にはNBAオールスターウィークエンドのライジング・スターズ・チャレンジに選出された[13]。このシーズンは10試合に出場して平均14.7得点を記録した。

2022-23シーズン開幕前の2022年10月に、2023年のNBAドラフトでの全体1位指名候補であるビクター・ウェンバンヤマ擁するメトロポリタンズ92（英語版）とのエキシビションマッチが行われた[14]。1試合目は28得点・5リバウンド・9アシストを記録し、勝利に貢献した[15]。2試合目は第1Qで右膝を痛め、退場した[16]。シーズン開幕後はGリーグネクストアップ・ゲームに選出され、キャプテンを務めた[17]。

ポートランド・トレイルブレイザーズ　 編集

2023年6月22日に開催された2023年のNBAドラフトで、ポートランド・トレイルブレイザーズに全体3位で指名された[18][19]。同年7月2日、正式にブレイザーズと契約した[20]。

人物 編集

2022年7月15日にプーマと複数年契約を結んだ[5]。また、同年には自身の名前と、モットーとしている「Overly Determined to Dominate」の商標登録を申請した[21]。

個人成績 編集

NBAGリーグ 編集

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2021–22 GLI 10 4 31.5 .460 .250 .778 4.6 4.8 1.6 .3 14.7
通算 10 4 31.5 .460 .250 .778 4.6 4.8 1.6 .3 14.7


脚注 編集

  1. ^ Pflock, Denise (2022年6月15日). “YOUNG BASKETBALL TALENT SCOOT HENDERSON JOINS THE PUMA FAMILY” (英語). PUMA CATch up. 2023年2月13日閲覧。
  2. ^ “Hoop prodigy’s journey takes detour to Las Vegas” (英語). Las Vegas Review-Journal (2022年10月4日). 2023年6月5日閲覧。
  3. ^ Awtrey, Stan. “Class AAAAA blog: First-round report - Four top seeds bite the dust” (English). High School Sports Blog (The Atlanta Journal-Constitution). 2023年6月5日閲覧。
  4. ^ https://www.maxpreps.com/news/writer/jordan-divens/?id=1cdd1844-dfa2-404a-bfba-6fec1db00bf8+(2020年4月1日).+“MaxPreps 2019-20 Boys Basketball Sophomore All-American Team” (英語). MaxPreps.com. 2023年6月5日閲覧。
  5. ^ a b “Top Auburn basketball target Scoot Henderson joining G-League” (英語). al (2021年5月21日). 2022年1月2日閲覧。
  6. ^ GHSFD. “2020-21 High school basketball All-State boys team” (English). High School Sports Blog (The Atlanta Journal-Constitution). 2023年6月5日閲覧。
  7. ^ “Five-star recruit to skip senior high school season and head to NBA's G League Ignite” (英語). USA TODAY. 2023年6月5日閲覧。
  8. ^ Abrams, Jonathan (2021年5月21日). “Scoot Henderson Has Options. At 17, He’s Choosing the G League.” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2021/05/21/sports/basketball/scoot-henderson-g-league-ignite.html 2022年1月2日閲覧。 
  9. ^ “Five-Star Point Guard Scoot Henderson Signs With NBA G League Ignite” (英語). NBA G League. 2022年1月2日閲覧。
  10. ^ “GLI 115-103 Lakers (Nov 17, 2021) Box Score” (英語). ESPN. 2023年6月5日閲覧。
  11. ^ “NBA G League star Scoot Henderson's aspirations far exceed the hype” (スペイン語). www.basketballnews.com (2021年12月22日). 2023年6月5日閲覧。
  12. ^ “Scoot Henderson: Explodes for game-high 31 points” (英語). CBSSports.com (2021年11月28日). 2023年6月5日閲覧。
  13. ^ “Scoot Henderson: Quiet outing for Team Payton” (英語). CBSSports.com (2022年2月19日). 2023年6月5日閲覧。
  14. ^ Woo, Jeremy (2022年10月5日). “Inside Wembanyama and Henderson’s Thrilling Showdown” (英語). Sports Illustrated. 2023年6月5日閲覧。
  15. ^ Helin, Kurt (2022年10月5日). “Wembanyama scores 37, Scoot Henderson 28, as both make case to go No.1” (英語). ProBasketballTalk | NBC Sports. 2023年6月5日閲覧。
  16. ^ “Ignite's Henderson has bone bruise, feels 'good'” (英語). ESPN.com (2022年10月6日). 2023年6月5日閲覧。
  17. ^ “Wolves' Garza And Ignite's Henderson Named Captains For NBA G League Next Up Game” (英語). The NBA G League. 2023年6月5日閲覧。
  18. ^ “TRAIL BLAZERS SELECT SCOOT HENDERSON WITH THIRD OVERALL PICK IN FIRST ROUND OF THE 2023 NBA DRAFT” (2023年6月22日). 2023年6月22日閲覧。
  19. ^ “The Portland Trail Blazers Select Scoot Henderson 2023 NBA Draft” (2023年6月23日). 2023年6月23日閲覧。
  20. ^ “Trail Blazers Sign Scoot Henderson and Kris Murray” (2023年7月2日). 2023年7月2日閲覧。
  21. ^ Vorkunov, Mike. “Scoot Henderson won't stop working and learning: 'I don't like failure'” (英語). The Athletic. 2023年2月13日閲覧。

外部リンク 編集

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