スコピエ動物園
スコピエ動物園(Macedonian: Зоолошка градина Скопје; アルバニア語: Kopshti zoologjik Shkup; 英語: Skopje Zoo)は北マケドニアのスコピエにある。総面積12ヘクタール (30エーカー) 、85種500個体の動物がいて、市営公園施設に隣接する。年中無休[1]。
スコピエ動物園 Зоолошка градина Скопје Kopshti zoologjik Shkup | |
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動物園の入場口 | |
施設情報 | |
面積 | 12 ha (30エーカー)[1] |
頭数 | 500個体[1] |
種数 | 85種[1] |
主な飼育動物 | カバ、キリン、シマウマ、シロフクロウ |
開園 | 1926年 |
所在地 | 北マケドニア スコピエ、市営公園 |
位置 | 北緯42度00分25秒 東経21度25分01秒 / 北緯42.007078度 東経21.41687度座標: 北緯42度00分25秒 東経21度25分01秒 / 北緯42.007078度 東経21.41687度 |
公式サイト | www.zooskopje.com.mk |
沿革
編集当園の開設は1926年、スタンコ・カラマンのもと委員3名が創設を準備しスコピエ市の管轄下に置かれた。開園当時は園地およそ1万2120坪(4ヘクタール (40,000 m2)[注 1])、展示は寄贈された動物のみと限られており、市議会は1965年に市営にすると決める。園地は1966年の市街地再開発計画を受けて現在の広さに拡張された。マケドニア共和国が成立した1991年以降2005年まで文化省(当時)傘下にあり、2005年9月1日の地方分権に伴って再びスコピエ市の管理に戻ると、2006年にヨーロッパ動物園・水族館協会(EAZA)の協力を要請した[1]。
長年にわたって動物の飼養環境の悪さは批判を受けてきた。ベオグラード動物園から譲られたゾウは移籍の1年後に23歳で死亡し[2]、また2009年には慢性的にうつ症状を見せていたチンパンジーの雄ココ(Koko)は当園から動物リハビリ施設を備えたAAP の霊長類サンクチュアリに移された[注 2]。
2008年に動物園施設の改修予算4200万ディナールがスコピエ市からおりると飼養環境の改善を始め、2009年5月にはEAZA加盟の協議に入る[1]。2010年に展示施設18ヵ所が完成して旧施設の85%が改修を終え[4]、加盟の基準に達した[5]。翌2011年時点の規模は職員35名が哺乳類、鳥類、爬虫類の56種300個体を展示して、来園者を迎えるワークショップ[注 3]や子供向け遊園地に加え、動物病院施設を運営してきた[1]。
展示施設の改善と動物の種を増やす努力が続き、2022年春はヤギやシロテテナガザル[6]ホワイトライオンやキツネザルなどの子が誕生した[7]。
提携関係を結んだ園は国内のビトラのほか、国外には前出のベオグラード動物園(セルビア)、ウィーン(オーストリア)、ケルンとニュルンベルク(ドイツ)、ザグレブ(クロアチア)、モスクワ(ロシア)、リュブリャナ(スロベニア)など[1]。
将来の計画
編集スコピエ市の財政支援を受け、ゾウとキリンの展示施設を新たに建てる計画がある。ベオグラード動物園に預けたチンパンジーのココを当園に戻せるよう、新チンパンジー舎を設けたいとしている。
ギャラリー
編集脚注
編集注
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h “About the Zoo [当動物園について]” (マケドニア語). zooskopje.com.mk. スコピエ動物園. 30 December 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。12 August 2011閲覧。
- ^ “Deceased elephants at Skopje Zoo in Macedonia [マケドニアのスコピエ動物園で死亡したゾウの一覧、当時1頭]” (英語). elephant.se. Koehl, D: Elephant Encyclopedia(ダン・コール 著『ゾウ百科事典』). 2022年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。12 August 2011閲覧。
- ^ “Questions & answers - outplacement [よくある質問:移籍、写真欄]” (英語). AAP. 2023年4月13日閲覧。
- ^ Alek Careca, Filip Stojanovski (20 November 2010). “Macedonia: Skopje Zoo Improvements [マケドニア発:スコピエ動物園の改善]” (マケドニア語). globalvoices.org. Global Voices. 2018年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。12 August 2011閲覧。
- ^ “PM Gruevski visits renovated Skopje Zoo M・ニコラ・グルエフスキ首相、改装されたスコピエ動物園を視察]” (英語). macedoniaonline.eu. Macedonian International News Agency (24 April 2010). 2018年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。12 August 2011閲覧。
- ^ “「スコピエ動物園」の写真・グラフィックス・映像”. KYODO NEWS IMAGELINK(イメージリンク). 写真・グラフィックス・映像一覧. 共同通信社. 2023年4月13日閲覧。
- ^ “北マケドニアの動物園でベビーブーム”. www.afpbb.com. AFP. 2023年4月13日閲覧。